2018年3月3日の「今日の一枚」は早咲きの桜の木に止まってくれたエナガです。
私の探鳥フィールドでは、河津桜を除いて、尾根コースにある1本の小さな桜が毎年一番早く咲きます。
理由はよく分かりません。その特定の個体だけが早咲きで、毎年2月下旬に咲き始めます。今年は、例年よりも冬の寒さが厳しかったので少し遅れました。
昨日は数えるほどしか開花していなかったのですが、今日は一気に開花が進んだ様子で3~4分咲きというところでしょうか。
こうなると、この桜に何か小鳥が止まってくれたらなあ、と願わずにはいられません。
といくわけで、復路に小鳥がやってくることを願ってしばらく待ってみました。
実は、近くでヤマガラの鳴き声がしていたので、そのヤマガラがやって来てくれないかなと期待していました。
10分ほど待っていると、突然エナガのカップルらしき2羽が近くの木にやって来て賑やかにしています。
一度は姿を消したものの、今度は5~6羽が近くにやってきてハゼノキの実を突いたりしていました。
ほんの一瞬ですが、桜の木にも2~3度止まってくれました。
「エナガと桜」という組み合わせでは、ワンチャンスでした。
2018年3月3日の今日の一枚”Photo of the Day”
この桜はソメイヨシノなどと比べると一回り小さい種のようです。
(前日の2日に撮影)
(前日の2日に撮影)
撮影できたのはこのショットだけでした。
エナガのバードウォッチング情報
漢字表記:柄長 ●全長14cm ◎留鳥・漂鳥
エナガは日本で2番目に小さい鳥で、エナガ科エナガ属に分類され、九州以北に留鳥または漂鳥として生息する鳥でシジュウカラの仲間。(北海道には亜種の顔が真っ白な”シマエナガ”が生息。)
野鳥の中には、例えばキビタキやオオルリのように、雌雄で別種かと思うほど外観的特徴が異なる鳥がいるが、エナガは逆に雌雄で同型同色なので外観上は区別できない。
全長は14cmあるが、そのうち尾の長さが約半分を占めるので体そのものはとても小さい。
嘴(くちばし)が小さく、首のくびれが全くないのでコロンとしたその姿が実に愛らしい。
繁った落葉広葉樹林を好み、シジュウカラの仲間ではもっとも群れになる性質を持っており、シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・メジロなどとの混群がよく見られる。
あとがき
この時季はとにかく季節感を出したいという思いで野鳥の撮影を行っています。
季節的には梅の時期ですから、ジョウビタキと梅やルリビタキと梅などを意識して撮影に臨んでいます。
これから各種の桜も次々に開花してきますから、「~と桜」が楽しみに探鳥ウォーキングをしたいと思っています。
探鳥ウォーキングに出かけて出会いが少なかったり、満足の出来る写真がほとんどない時に、少ないながらもその中に掲載の価値ある写真が一枚あれば、それを『今日の一枚(Photo of the day)』として掲載することにしています。
野鳥写真は3回目の冬を迎えましたが、まだまだ初心者レベルですので、ベテランの野鳥写真家&バーダーさんのような感動的な写真はなかなか撮れませんが、できるだけ目に気持ちよくピントが合っているものを選んでいます。
本日はご訪問ありがとうございました。