2018年1月12日の「今日の一枚」はジョウビタキの雄です。
私のフィールド(愛媛県新居浜市滝の宮公園)では、探鳥ウォーキング・コースにしている往復約8.5kmのコース沿いで見られるジョウビタキの個体数はおそらく13羽です。
そのうち比較的遭遇率が高いのが6羽であり、雄が1羽で雌が4羽です。野鳥撮影を始めて3回目の冬ですが、概ねこういう傾向です。
なぜ雄の個体数が極端に少ないのか、いつも不思議に思っています。
他のフィールドでも同じような傾向なのでしょうか、それとも私のフィールドだけの傾向なのでしょうか。
2018年1月12日の今日の一枚”Photo of the Day”
このジョウビタキは東が池沿いの散策路に面しその他三方は林に囲まれたかなり広い空間を縄張りとしています。
最近まで大体は奥の方にいることが多かったのですが、今月になってからは池に近いところで見かけることが増えました。
理由は不明ですが、もしかすると午前中の日当たりが関係しているのかもしれないと推測しています。
このショットは、午前中に北西から撮影しているので完全逆光の大変厳しい条件です。
他のショットはお顔が黒くつぶれてしまいました。
このショットだけ、一瞬でしたが顔を良い方向に向けてくれました。
さらには、止まっているのが桜なのですが、左右にある二股に分かれた幹がどうやらレフ板のような効果を果たしジョウビタキの陰になった部分を少し明るくしてくれたようです。
本来なら暗部はもっと暗くなったはずです。
こういうことを含めて”一期一会”だと痛感します。
ジョウビタキのバードウォッチング情報
代表的な冬鳥で、オスは体下面や尾羽の赤橙色が美しく雌は全体的に灰褐色で地味な印象がありますが上品な雰囲気は魅力的です。
山地から平地の明るく開けた場所を好み、どこでも低木であれば棲みつくようです。
その結果、目にする機会は意外なほど多く、民家の庭でもよく目撃されます。
横枝や杭に止まり、地上を見張っていて、昆虫などを見つけると舞い降りて捕食する姿を容易に見ることができます。
人をあまり恐れない様子で、公園などでも人が歩いたり座ったりしているすぐ近くで昆虫類を探していたりすることがあります。
また、林や畑で仕事をしている人のすぐ近くでは虫をゲットしやすいので、鳥の方から姿を現すことも珍しくありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
あとがき
ジョウビタキの雌にはメスの上品な魅力がありますが、雄の個体数が少ない私のフィールドではコントラストのくっきりとした雄に出会うと正直なところテンションが上がります。
一番見かけることの多い雄ですがなかなか距離を詰めさせてくれないのが悩みどころです。