滝の宮公園にミソサザイがいた!

滝の宮公園の野鳥撮影データ

なんとなんと私の日々の探鳥フィールドの公園にミソサザイがいました!

先週(おそらく2月21日)、ルリビタキが見られるポイントで一瞬ですがミソサザイを見たような気がしました。

ルリビタキがいる空間に足を踏み入れた瞬間に数メートル先の地面から茶色い小鳥が林の中へ飛び込みました。

「何だ、今のは?」

「濃い茶色の鳥?」

「尾羽が立っていたぞ!」

「えっ、ミソサザイ!」

「いや、いや、いや。それはない、ない、ない!」

「まさかこんなところに!」という思いが強すぎて、自分の中で早々に否定してしまいました。

一年を通じて渓流沿いに居るとばかり思い込んでいたからです。中途半端な知識が仇となりました。


ところが、 3月1日に、主にこの時季にルリビタキを撮影してきている人とルリビタキのポイントで出待ちしながら話をしていて、この方が私が見た時よりもさらに1週間ほど前にまさにまったく同じ空間でミソサザイを撮影したとのことでした。

その方の話の中に出てきた鳥の特徴( 全体に濃い茶色の体色とピンと立ち上がった尾羽 )から、一瞬の出会いでしかなかったあの小鳥がやはりミソサザイだったのだと確信しました。

調べてみると、冬季は平野部の杉林など薄暗い林で過ごすことがあると知りました。

そして、2日にその方がその時の写真をプリントしてきて見せてくれました。

これがその時のミソサザイです。

私には止まっている枝まで特定できますから、100%間違いなくミソサザイが滝の宮公園(愛媛県新居浜市)にいる、あるいは2月21日の時点ではいた、ということになります。

これは本当に驚きであり、期待感高まるニュースでした。

私自身が出会い撮影した野鳥は、観察経験と撮影した写真および複数の図鑑の情報を基に自分なりに学習し、その多くは写真とともに「野鳥の写真館」というサイトにまとめています。

野鳥の写真館-Yacho Photo Gallery
身近な野鳥のデジタル写真集&高画質壁紙集...

ただ、ミソサザイに関しては、撮影したいと思いプチ遠征を数度したことがありますが、出会いはあっても撮影はできていません。

したがって、上記のサイトにはまだ写真も情報もあげていません。

そこでこの機会にミソサザイの生態を図鑑やネットで調べてみました。

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ミソサザイは冬季はどこにいる?

一番気になっている点から調べました。

冬は低地の都市公園などに現れる。

♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670第2版(文一総合出版)

冬期には平地の水辺の藪がある場所を好む。

くらべてわかる野鳥(山と渓谷社)

冬季は平地にある湿地のやぶなどで越冬し、都市公園に来ることもある。

ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑(ナツメ社)

上記以外の図鑑も含めた情報から、留鳥として冬季も夏と同じ場所に居続ける個体もいれば、漂鳥として暖かい平野部に異動する個体も一部いることが分かりました。

私が滝の宮公園で野鳥を撮影するようになって4回目の冬を終えたところです。振り返ってみると、過去3回の冬も来ていたけれども気が付かなかっただけという可能性もありますし、この冬に初めてやって来たという可能性もあるでしょう。

この3年数ヶ月の間にベテランの人も含めて野鳥の情報を交わした人は何人かいますが、今まで一度も滝の宮公園でのミソサザイの目撃情報は聞いたことがありません。また、数日前に、この情報をお伝えした探鳥が趣味のご夫婦も初耳だとおっしゃっていました。

現時点では、この公園では珍しい漂鳥だと言えるでしょう。

地鳴きはウグイスの地鳴きに似ている?

ミソサザイの地鳴きはウグイスの地鳴き(=笹鳴き)と似た「チッチッ」とか「チャッチャッ」のような鳴き方をするらしいです。

ミソサザイの地鳴きを聞いたことがある人には区別できるらしいのですが、経験のない人には識別は難しい可能性があります。

まして、私のフィールドのあちらこちらにウグイスがいるところでは、ミソサザイの地鳴きを聞いていたとしてもウグイスだと誤解している可能性も出てきました。

そのために過去3回の冬にはミソサザイの存在に気が付かなかったのかもしれません。

追記:

ネット上で音源を探して聞いてみたところ、聞き慣れたら区別はできると思います。しかし、ミソサザイがいる可能性が高い場所なら心の準備ができているので認識できるでしょうが、「たまたま今季やって来た」というような所なら、ベテランの観察者でない限り、ウグイスやシロハラと誤解してしまう可能性もあると思います。

ミソサザイのバードウォッチング基本情報

和名「ミソサザイ」の漢字表記は「鷦鷯」、英語名は「Eurasian Wren」です。Wren だけでも「ミソサザイ」の意味があります。他に、Winter Wren という表記も見られます。

★季節性 ⇨ 留鳥、漂鳥

★雌雄の違い ⇨ 雌雄同色

★全長 ⇨ 10.5cm~11cm ※最も小さい小鳥の1種

★体色 ⇨ 全身こげ茶色で黒い横斑がある

ミソサザイは日本最小の小鳥として知られるキクイタダキと一二を争うほど小さい体(日本で2番目に小さい鳥と書いている図鑑もあります)に似合わず驚くほど大きな声で囀ります。外見は地味ですが、その鳴き声が十分に存在感を与えています。

ほとんど場合、特に歩き回るときは、尾羽を立てているのが特徴です。直角以上に立てているときもあるようです。私もこの特徴を知っていたので、「ミソサザイ?」と一瞬思ったのです。

よく観察すると、歩くときにその尾羽を小刻みに動かしているらしいです。ジョウビタキやルリビタキは前後に尾羽を振るわせますが、ミソサザイは前後左右に動かすとも聞きます。いずれにせよ、それは何度も観察するか動画で撮影しないと確認は難しいでしょう。

生息地は全国の平地林や山地林で、特に渓流沿いの薄暗い林を好みます。

こういう条件を満たすところに何度か出かけたことがありますが、期待通りに出会うことができました。ですが、明るいところにはなかなか出てきてくれないので、撮影には成功していません。

追記:ミソサザイを撮影!

3月6日についにミソサザイを上記のポイントで撮影することができました。

ルリビタキをレンズで追っている時に茶色い小鳥が視野に入りました。

どうやらルリビタキに嫌がらせを受けたようで、一度は藪の中に逃げ込みましたが辛抱強く待っているとまた出てきてくれました。

記念すべき初ゲットです!

撮影日:2019年3月6日

まだいることが分かったので、7日は天気が悪いこともありウォーキングは諦めミソサザイだけの撮影を目的に出かけました。

そして幸いなことに、2時間半ほどの間に2回出てきてくれました。

撮影日:2019年3月6日

薄暗かったこともありシャープな画像は得られていません。ピントも甘いですが高感度のために画質も満足できるレベルではありません。

山に帰るまでもう少し粘ってみようと思います。

あとがき

まれにこういう出会いもあるのだな、というのが実感です。

自分の日々のフィールドにもミソサザイがいるかもしれないと分かった以上は、期待を持って探鳥に望みたいと思います。

また同時に、春から夏にかけてプチ遠征をして何とか本種の撮影に成功したいと思うようになりました。

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