今日2月1日の「今日の野鳥」は、野鳥界のアイドル的存在のエナガと冬鳥のジョウビタキが主役です。
エナガは探鳥ウォーキングの最後に大きな群れでやってきて、いつもならしばらく賑やかにして次の場所へと移動するのが常なのですが、今日は同じ所をいったりきたりでかなり長い間観察できました。
ジョウビタキは、いつもはメスの方が人慣れしていて姿を見かけることが多いので撮影枚数が多くなるのですが、今回はオスが3ヶ所で現れてくれた上にそれぞれのポイントで長居してくれたのでゆっくり撮影できました。
しかも、かなりな至近距離で撮影させてくれまたので、すべて「ノートリミング」にこだわり掲載しました。
ルリビタキも新しいポイントで雄雌ともに撮影できましたが、今日の主役はエナガに譲りました。
2017年2月1日の今日の野鳥
野鳥の撮影は、日々のトレーニングとして市内の丘陵地に広がる公園でウォーキングを実践しているのですが、そのコース沿い(主に復路)で行っています。
2つの目的で歩いているので、最近ではこれを自分の中では”探鳥ウォーキング・コース”と呼んでいます。
私が決めているコースは、往復で6~8.5km(約8500~12000歩)ほどです。(といっても、時には寄り道することもありますし、途中で折り返すこともあります。)
最近は、目当ての野鳥の撮影のために、8.5kmほどの歩行距離になることが多いです。
コースの主に復路で、まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスを大切にして、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色や囀りに癒やされながらバードウォッチングと撮影を楽しんでいます。
それでは、2月1日の「今日の野鳥」に登場する野鳥たちを紹介しましょう。
アオジ・ウグイス・エナガ・カワラヒワ・ジョウビタキ・メジロ・ヤマガラ・ルリビタキ
種ごとに掲載していきます。お楽しみください。
今日の主役の野鳥
エナガ(柄長)
◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
雌雄同色。全長は14cmあるが、そのうち尾の長さが約半分を占めるので体そのものはとても小さい。体重はなんと10gもない。嘴が短く、首のくびれが全くないのでコロンとしたその姿が実に愛らしい。繁った落葉広葉樹林を好み、シジュウカラの仲間ではもっとも群れになる性質を持っており、シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・メジロなどとの混群がよく見られる。広く野鳥ファンに愛されている小鳥だが、その唯一のライバルは北海道に住むシマエナガかもしれない。
今日のエナガは近くで撮れたものもありますが、多くは少し離れたところからの撮影なので程度の差はあれトリミングをして掲載します。
★モフモフのエナガ、これが魅力です、癒やされます。
★体色では、肩の部分の薄い赤紫(=ブドウ色)が美しいです。
★尾羽の外側は白色です。
★珍しく口を開けたところを撮れました。エナガでは珍しいショットです。
★じゃぁね、バイバイ!
ジョウビタキ(尉鶲)
◎全長14cm ●冬鳥 ★雌雄異色
ジョウビタキのバードウォッチング情報に関しては下記をご覧下さい。

断っているもの以外は、すべてノートリミングです。
★最近よく姿を現してくれるオスです。この枝がお気に入りです。
★別の個体です。オスの中では一番人慣れしているように見えます。
★鳴いているところではなく、実の核の部分を吐き出しています。
★口の中が分かるようにトリミングしました。
★この姿を長い間撮影したいと思っていました。顔に被写体ブレもなく目にピントがきれいに合ったのは初めてです。
★セイタカアワダチソウなどの枯れ枝に移りながらしばらく近くにいてくれました。
★何かが気になっているのでしょうね。
★「な~に?」のポーズです。
★けっこうな至近距離です。他の散策者からは逃げますが、私からは逃げようとしません。
★この時も何かを吐き出していました。種子のようなものです。
★また別の個体です。吐き出したものが写っています。
★1月の大寒波の頃に気が付きましたが、左目を怪我しています。
★俯瞰的に撮影できるポイントです。
★頭上、後頭部、肩から背中の体色と配色がよく分かります。
★一番人慣れしているメスです。
★メスも何かを吐き出しています。
★黄色いのが吐き出した種子のようなものです。
今日出会った他の野鳥たち
アオジ(青鵐)
◎全長16cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄異色
★この距離で逃げない個体もいれば、数十メートル先でも逃げる個体もいます。
ウグイス(鶯)
◎全長メス14cm/オス16cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
★エナガを撮影中にウグイスも姿を現しました。忙しいです。
カワラヒワ(河原鶸)
◎全長15cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄異色
★ノートリミングです。この程度の距離で撮影することが多いです。
コゲラ(小啄木鳥)
◎全長15cm ●留鳥 ★雌雄ほぼ同色
オスは目の後ろから後頭部にかけての辺りにでしょうか、”赤い羽根”があります。
ところがこの赤い羽根は普段はなかなか見えません。
寝癖になっていたり、風の強い日でないとなかなか見ることができません。
したがって、”幸福の赤い羽根”と呼ぶ人たちがいます。
★今日出会った個体には赤い羽根は見つけることができませんでした。
メジロ(目白)
◎全長12cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
★雨が降ってきた中での撮影です。
★エナガの撮影中にメジロもやってきました。
★なにやら後に気配が…。
★メジロの飛び出しシーンです。
★たくさんの実があってご満悦の様子です。
ヤマガラ(山雀)
◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
★細い散策路の側溝のところで食事中でした。すべてノートリミングです。
★何やらゲットしたようです。
★この距離でも逃げません。
ルリビタキ(瑠璃鶲)
◎全長14cm ●漂鳥 ★雌雄異色
★久しぶりに青い鳥を写せましたが、松の葉が重なった直径10cmほどの隙間から撮影しました。松の葉がボケでルリビタキにもグリーンのベールが被っているようでした。現像で何とかここまで救済しました。
撮影できたのはこのショットだけです。もっと余裕のある出会いをしたいものです。
ノートリミングです。
★オスは午前中に出会いましたが、同じポイントで午後にメスが撮影できました。
水鳥観察記録
私が野鳥撮影のフィールドにしている公園にはそこそこ大きな池があるので水鳥たちがやってきます。
私自身は、水鳥にはあまり関心がないのですが、周囲に興味を持っている人たちがいるので、その人たちのために、探鳥ウォーキングの締めくくりとして、新しい水鳥や個体数の変化を観察することがあります。
状況に変化があった時やアップできるような写真が撮れた時のみ掲載します。
★白鳥がとても仲良く見え”絵”になりそうだったので撮影してみました。
季節の移ろいを感じる今日の写真
探鳥ウォーキング・コース沿いにはその季節季節の野草や樹の花が咲きます。
そのような花で目に付いたものを時折紹介したいと思います。
★今日は綺麗な花をアップ気味に撮ってみました。
あとがき
最近は、できるだけ「ノートリミング」で掲載できるように、余裕があれば構図にも気をつけて撮影しているのですが、距離と背景だけはほとんどの場合どうしようもありません。
今回のエナガとウグイスの撮影では、その距離と背景が両方とも問題で、ノートリミングでお見せできるようなものは撮れませんでした。
特にひどく枝被りしているような場合だと、ピントも甘くなりがちですが、この場合はむしろノートリミングの方がお見せしやすいこともありますが。
その一方で、ジョウビタキはある程度人慣れしてくれるので、その場の環境を活かしながらトリミングの必要ない状態で撮影できることが多くなりました。
概して、写真の整理の負荷を減らす目的もあり、この頃は遠距離のものはできるだけ撮影しないように心掛けています。
野鳥の写真館”一期一会”は野鳥の壁紙館の姉妹ブログ
当ブログ「野鳥の写真館”一期一会”」は、2016年8月に開設した「野鳥の壁紙館」の姉妹サイト&ブログの関係です。
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野鳥を”壁紙写真集”にした理由
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