今日1月10日の「今日の野鳥」は、ジョウビタキを中心に、この時季撮る機会の少ないウグイスや初見初撮りのマミチャジナイを加えたミニ野鳥写真集になっています。
今日はいつもより出会った野鳥の種類が多いのですが、ある程度人慣れしているジョウビタキ以外はじっくりとは撮影させてくれませんでした。
そのため、ジョウビタキ以外は個々の写真は多くはありませんので、野鳥紹介的な写真集という感じです。
2017年1月10日の今日の野鳥
野鳥の撮影は、日々のトレーニングとして市内の公園でウォーキングを実践しているのですが、そのコース沿いで行っています。
ウォーキング・コースは、往復で6~8.5km(約8500~12000歩)ほどです。
これが私の野鳥撮影のフィールド(探鳥ウォーキング・コース)です。
コースの主に復路で、まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスを大切にして、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色や囀りに癒やされながらバードウォッチングと撮影を楽しんでいます。
それでは、1月10日の「今日の野鳥」に登場する野鳥たちを紹介しましょう。
ジョウビタキ・シジュウカラ・エナガ・リュウキュウサンショウクイ・ヤマガラ・マミチャジナイ・ツグミ・シロハラ・ウグイス・メジロ・モズ・カワラヒワ・トビ
種ごとに掲載していきます。お楽しみください。
ジョウビタキ(尉鶲)♀と♂
◎全長14cm ●冬鳥 ★雌雄異色
★探鳥ウォーキング・コースの事実上の起点で迎えてくれる個体です。
★樹の実をついばむお気に入りの木があるようです。そこで待っていれば会えます。
★コースの尾根にある定点撮影ポイント。このメスの縄張りです。
★人工物よりは切り株の方がはるかに”絵”になります。背景も良かったです。
★空中浮遊 😀
★最近は地面に降りて採食するシーンを見る機会が増えました。
★逆光なのと背景の山茶花の赤を活かすためにハイキーに補正しての撮影です。
ピンクに大きくボケているのは山茶花の花です。この玉ボケを活かすためにアングルをいろいろ工夫してみました。
★上の場所から、撮影している頭上にある木に来てくれました。おそらく今まで一番大きく(一番近接で)撮影することができたと思います。
★車の音に驚いて道から少し奥まった空間に移動
★オスに会える一番確率の高いポイント
★人や作業車が行き来するので、その度に少し移動します。
★ノートリミングでこの大きさなのでかなり近くでの撮影です。
★お気に入りのフェンス。見通しが良いからなのか、よくここに止まります。
★当然、フェンスの杭の上にもよく止まります。撮影者としては、人工物は避けて欲しいのですが…。
★お気に入りの枝です。
★樹の実を飲み込む瞬間
ウグイス(鶯)
◎全長メス14cm/オス16cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
ウグイスは雌雄は同色ですが、小鳥の中では珍しくオスとメスで大きさが異なります。
環境に対する適応能力が高いのでしょうね、笹やぶのあるところなら人家近くの林から亜高山帯まで広く棲んでいます。実際、自宅裏近くにある竹藪にも棲みついていますし、標高1982mの石鎚山山頂付近でも聞かれます。
ウグイスは、そのさえずりが美しいので、オオルリ・コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。
「ホーホケキョ」というさえずりは日本人ならだれでも知っているでしょうが、秋から冬の間は「笹鳴き」と呼ばれる「チャッチャッ」という地鳴きが聞かれます。
冬季はこの地鳴きを頼りに探すわけですが、簡単には撮影させてくれませんので、冬季のウグイスは撮影者泣かせです。
地鳴きの時季にウグイスの姿を見られるととても嬉しくなります。
鳴き声はあちらこちらから聞こえてくるものの、その姿を見る機会はほとんど無いからです。
せいぜいブッシュの中を移動する際に陰が見えるくらいです。
ですが、ごくたまにウグイスの方から結構近くに姿を現してくれることがあります。
そういう時はとても得したような気持ちになりテンションはアップです。(^^)
★ルリビタキを探しに入っていった空間でウグイスの笹鳴きが聞こえていましたが、どうせ姿を現してくれたりしないだろうとスルーしていたら急に現れました。
★大慌てで撮影しましたが、暗かったにも関わらずなんとかピントが合っていました。
リュウキュウサンショウクイ(琉球山椒食)
◎全長20cm ●留鳥/漂鳥(?) ★雌雄同色
今季、リュウキュウサンショウクイには数回出会っていますが、その全てがカラ類の混群に混ざっていました。
そのような習性があるのでしょうね。
★食事中
★額の白い帯が「ハチマチ」タイプがリュウキュウサンショウクイ、「バンダナ」タイプがサンショウクイです。
★胸が黒っぽいのもリュウキュウサンショウクイの識別ポイントです。
マミチャジナイ(眉茶𫛉)♀
◎全長22cm ●旅鳥 ★雌雄異色
マミチャジナイは今季2~3回レンズを通して確認するも撮影できたのは今日が初めてです。
一応、他の人の意見も聞いてマミチャジナイと判断しましたが、シロハラのメスの可能性も完全否定はできないかもしれない、とのことです。
シロハラ(白腹)♂
◎全長25cm ●冬鳥 ★雌雄ほぼ同色
たまに驚くほど近くで撮らせてくれることがあるのですが、まだまだ人慣れしていないのか今のところは遠くからの撮影が多いです。(大胆にトリミング)
ツグミ(鶫)♂
◎24cm ●冬鳥 ★雌雄異色
個体数がかなり増えてきたように思います。20~30羽単位で公園内を移動しているのをよく見かけるようになりました。
まだ人に慣れていないのか、近くでは撮らせてくれません。
下の画像は大胆にトリミングしています。(^^;)
★体下面の様子が分かると思います。
★こちらは体上面の様子が分かります。
メジロ(目白)
◎全長12cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
エナガ(柄長)
◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
野鳥界のアイドル的存在と言えるのではないでしょうか。ファンが多いですね。というよりも、エナガを好きでない野鳥愛好家はいないのではないでしょうか。
それほど皆さんに愛されています。
★ひよこのお菓子みたいに愛らしいこの姿が癒やしポイントでしょうね。 🙂
ヤマガラ(山雀)
◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色
★日が射してなかったので発色が悪いですが、大きな瞳が愛らしいです。
カワラヒワ(河原鶸)
◎全長15cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄異色
シジュウカラ(四十雀)♂と♀
◎全長14.5cm前後 ●留鳥 ★雌雄ほぼ同色
シジュウカラは、カラの仲閒としてだけでなく、小鳥全般の中でも最も身近な存在と言える。市街地の公園の林でも山の中でも季節を問わず普通に見られる。
なんと言っても、黒く囲まれた頬の白とネクタイのような胸の黒い縦線が特徴だ。ヒガラも頬の白い部分は黒く囲まれているがネクタイはなく、大きさも一回り小さい。
雌雄でほぼ同色だが、ネクタイの幅で雌雄の区別がつく。オスの方が幅広だ。また、幼鳥の時はこのネクタイは無いか細すぎて目立たないこともある。
また、繁殖期以外は他のカラ類やエナガ、コゲラなどと混群を作ることでもよく知られている。
★雌雄は不明。肩から背中の配色が確認できます。
★メス
★失敗作ですが、羽を広げた姿も美しいと思います。
★オス
モズ(百舌)♀
◎全長20cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄異色
この雌のモズはこの辺り(小さな日本庭園)を縄張りにするようになったのですが、どこか幼いような印象を受けます。
トビ(鳶)
◎全長 オス59cm/メス69cm ●留鳥
普段は、猛禽類は撮影しません。現れたときに練習のために撮影するだけです。
ほとんどは失敗しますのでアップしませんが、今回はノートリミングでこの大きさで撮れましたので記念投稿しました。(^^)
★翼下面の白斑と三味線のバチ状の尾羽で、トビと判断しました。
水鳥観察記録
私が野鳥撮影のフィールドにしている公園には大きな池があるので水鳥がやってきます。
私自身は、水鳥にはあまり関心がないのですが、周囲に興味を持っている人たちがいるので、その人たちのために、探鳥ウォーキングの締めくくりとして、新しい水鳥や個体数の変化を観察しています。
変化があった時のみ情報を発信します。
今日は、ホシハジロは池のあちこちに散らばっていて個体数を確認できませんでした。
キンクロハジロの姿は今日も確認できませんでした。
★カモの着水連続シーン:空位抵抗を最大限に利用しているのが分かります。
季節の移ろいを感じる今日の写真
探鳥ウォーキング・コース沿いにはその季節季節の野草や樹の花が咲きます。
そのような花で目に付いたものを時折紹介したいと思います。
★5日はほとんどが蕾だった紅梅も開花が進んでいます。
★別の紅梅も咲き始めました。
★白梅がこの一輪だけ開花していました。
あとがき
5日と同様に、今日の探鳥ウォーキングも本当に幸運に恵まれました。
ジョウビタキはいつものように何度も姿を見せてくれ撮影を楽しめました。
なんと言っても、この時季ほとんど鳴き声だけで姿を見ることがほとんどないウグイスを撮影できたのはとてもラッキーでした。
出会い頭的に幸運に恵まれることがありますので日頃の行いを良くしておきたいと思います。