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冬の林を彩る「今週の野鳥たち」-2019年2月-No.3

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今回の「今週の野鳥たち」は、2月17日~2月23日の間に撮影した作品を掲載します。

春の足音が聞こえ始めたこの時季だからこそ出会いを大切にしたい鳥たちがいます。それは冬鳥であり漂鳥です。

まだ会えていないキクイタダキ、ミヤマホオジロ、カシラダカのような冬鳥もいます。

昨年までのような撮影機会に恵まれない鳥もいます。それは青い鳥のルリビタキです。

そういえば、ビンズイやクロジにも会えていません。

留鳥に加えてこのような冬鳥、漂鳥を観察し撮影できることを期待しつつ、今週も標高差100mほどの丘陵地を含む市内の公園(滝の宮公園)を探鳥します。

そして、出会いがあって撮影できた小鳥たちの中から精選した”今週の野鳥たち”を紹介します。

今週の野鳥たち(あいうえお順)

元サイズは原則として長辺を1600ピクセルで統一しています。

「今週の野鳥たち」に選んだ写真は第一義的には「記録」として、第二義的には「作品」という意味で掲載しています。

野鳥の撮影では、目にピントが合っていてキャッチライトが入っていることが理想ですが、最近はそれに加えて「精緻な描写(精密描写)」を心掛けています。

したがって—掲載写真の全てというわけではありませんが—キャッチライトが入り精密描写ができたショットを優先的に選んで掲載しています。

ぜひ「等倍」に拡大して自然の造形美をご覧ください。

アオジ ◎全長16cm ☆冬鳥 ☆雌雄異色

撮影日:2019年2月18日
アオジとハゼの実との組み合わせは個人的には珍しいです。

アオジをさらに知る・見る・楽しむ

アオジに関する詳細なバードウォッチング情報写真集および壁紙集は、本ブログの母体サイトである『野鳥の写真館』でご覧いただけます。

ウグイス ◎全長14cm|16cm ☆留鳥 ☆雌雄同色

7日に初鳴きが聞かれ、その後寒気が来ると囀りの練習が止まり好天になり暖かくなると囀りを再開するというパターンを繰り返しながら、囀りを始める個体数が増えています。

先週は囀りの練習をしているのは特定の2個体と思われていたのが、今週18日の時点で6~8羽に増えていました。同時に、囀りが聞かれる標高も少しずつ上がっています。

撮影日:2019年2月17日
最初に囀りを始めた2羽のうちの片方
撮影日:2019年2月17日
最初に囀りを始めた2羽のうちのもう片方
撮影日:2019年2月21日
囀りの練習を始めたばかりの個体

ウグイスをさらに知る・見る・楽しむ

ウグイスに関する詳細なバードウォッチング情報写真集および壁紙集は、本ブログの母体サイトである『野鳥の写真館』でご覧いただけます。

エナガ ◎全長14cm ☆留鳥・漂鳥 ☆雌雄同色

今週になってからは明らかに混群に混じって姿を現すよりもペアでの活動が目立つようになりまました。巣作りが本格化してきたのでしょう。

撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月21日
巣作りも”外装”が終わって”内装”に取り掛かったようです。

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エナガに関する詳細なバードウォッチング情報写真集および壁紙集は、本ブログの母体サイトである『野鳥の写真館』でご覧いただけます。

カワセミ  ◎全長17cm ☆留鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月17日
こんな所に止まられては「作品」にはなりえません。(;_;)

上のカワセミはいつもこの池に居る個体ではなく“侵入者”だと、PCのモニタ上で等倍で表示して識別することができました。1月の最後の週にオス同士の縄張り争いをたまたま目撃したのですが、おそらくその時の相手だろうと推測しています。この池に巣穴を作るとしたら、可能な場所は一ヶ所しかないので再び争いが近いうちに起こるかもしれません。


下の個体はいつもいる雄です。今週は22日までに近くにいるのに気付かずに近づきすぎて逃げられるという失態を3回連続繰り返したので、22日はカワセミに狙いを絞り探鳥時間のほとんどを池の周辺で過ごしました。

そして期待通りに数回撮影機会に恵まれました。

撮影日:2019年2月22日
このポイントで撮影できたのは2回目です。このポイントで撮影するとなぜかこのような緑がかった色になります。構造色ですから色は一定ではないというのは分かっているのですが、光の侵入角度とカワセミの背中の角度などが影響しているのでしょうね。
撮影日:2019年2月22日
太陽の位置も背景に水面があることも逆光状況を作り出しているので撮影条件としては厳しいものがあります。
撮影日:2019年2月22日
上と同じポイントですが、時間は1時間以上経過しています。
撮影日:2019年2月22日
池面に突き出した林の中のお気に入りの場所ですが、光が乏しく厳しい撮影条件です。
撮影日:2019年2月22日
上とほぼ同じ場所です。羽の色の発色がどうしても悪くなります。
撮影日:2019年2月22日
直接光は当たっていませんが明るいところなので助かります。
撮影日:2019年2月22日
撮影日:2019年2月22日
自然の造形美を観賞できるようにアップにトリミングしてみました。ぜひ等倍に拡大してご覧ください。

上の写真に関して補足。
眼の後ろのオレンジ色の部分に白くて太い羽のようなものが4本(左は6本)見られます。 これは、新しい羽なのだそうです。
新しい羽が皮膚から出て来る時に、中の若い羽を包んでタケノコのように出て来ます。ある所まで出て来ると殻が(鞘)が破れて、綺麗な新しい羽が現れるそうです。

撮影日:2019年2月22日
最近お気に入りの場所のようで、ここでよくダイブして小魚を獲っています。手前にコンクリート製の杭が並んでいるので撮影できるのはピンポイントです。何度も逃げられているポイントです。
撮影日:2019年2月22日
レンズ越しですが目が合いました。この視線は「それ以上近づくな」という意思だと言うバーダーさんもいます。そう言われたらそのような気もします。

カワセミをさらに知る・見る・楽しむ

カワセミに関する詳細なバードウォッチング情報や写真集および壁紙集は、本ブログの母体サイトである『野鳥の写真館』でご覧いただけます。

カワラヒワ ◎全長15cm ☆留鳥・漂鳥 ☆雌雄同色

撮影日:2019年2月17日
このような逆光状態での撮影を強いられることが多いですね。

カワラヒワをさらに知る・見る・楽しむ

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クロジ  ◎全長17cm ☆冬鳥 ☆雌雄異色

私のフィールドでは極めて珍しい種で、2年前に一度だけ雄に出会ったことがあるだけです。雄は特徴的なので容易に識別できますが、雌は同定が難しいです。

本州中部以北では漂鳥として落葉広葉樹林や亜高山帯に生息し、冬季は平地に移動する。本州中部以南には国外の繁殖地から冬鳥として渡来する。よく茂った薄暗い林床を好む。オスは全体に灰黒色で、メスは褐色系の色合いでアオジよりも暗い感じ。

野鳥の写真館
撮影日:2019年2月17日

最初はアオジだと思ったのですが、撮影しながら「なんだ?なんだ?」と頭の中で野鳥データがぐるぐる回っている状態でした。図鑑を見直してようやく「クロジ」にたどり着きました。

☆参考のために雄に関する記事を紹介しておきます

野鳥撮影3回目の冬にして初見・初撮りの「クロジ」が今日の一枚です。 ルリビタキの鳴き声が聞こえる薄暗い林の縁にある桜の木で何か動いたの...

コゲラ  ◎全長15cm ☆留鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月17日
ペアで活動していたこの個体のパートナーの後頭部に赤い羽根が見られました。

コゲラをさらに知る・見る・楽しむ

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シジュウカラ ◎全長15cm ☆留鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月20日
撮影日:2019年2月21日

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ジョウビタキ ◎全長14cm ☆冬鳥 ☆雌雄異色

撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月17日
このお嬢さんはここで水を飲む姿が時折見られます。
撮影日:2019年2月18日
この向きだとキャッチライトが入りません。(;_;)
撮影日:2019年2月18日
美しい個体なのですが、枝の影が台無しにしています。
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月18日
梅の花とのコラボはなかなか難しいです。相変わらず思うような所には止まってくれません。
撮影日:2019年2月18日
もっとたくさん花を咲かせている木がすぐ近くにあるのですが…。
撮影日:2019年2月20日
撮影日:2019年2月20日
撮影日:2019年2月20日
せっかく雄に出会ってもいつもはお腹を見せていることが多いのですが今日はかなり長い時間背中の方を見せてくれました。
撮影日:2019年2月21日
撮影日:2019年2月21日

ジョウビタキをさらに知る・見る・楽しむ

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シロハラ ◎全長25cm ☆冬鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月17日
デジャブ!? 先週と全く同じ所に止まったのでほとんど同じ写真が撮れました。(@_@)
撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月18日

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ツグミ ◎全長15cm ☆冬鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月20日

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メジロ  ◎全長12cm ☆留鳥・漂鳥 ☆雌雄ほぼ同色

撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月18日
精密描写ができました。
撮影日:2019年2月18日
喉元の黄色が美しいですね。
撮影日:2019年2月22日
撮影日:2019年2月22日

メジロをさらに知る・見る・楽しむ

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モズ ◎全長20cm ☆留鳥・漂鳥 ☆雌雄異色

撮影日:2019年2月18日
さすがに凜々しい雰囲気を醸し出していますね。クールです!
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月21日
梅の木に止まってくれたので雰囲気のあるショットが撮れました。
撮影日:2019年2月21日
白くボケているのは白梅です。

モズをさらに知る・見る・楽しむ

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ヤマガラ ◎全長14cm ☆留鳥・漂鳥 ☆雌雄同色

撮影日:2019年2月17日

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ルリビタキ ◎全長14cm ☆漂鳥 ☆雌雄異色

今季はまだ満足のいく写真が撮れていないので残り時間を考えると焦りを感じています。一番の理由は個体数が目立って少ないことが挙げられます。昨季は人馴れした個体が1羽いて、とても良いモデルになってくれたのですが…。

撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月17日
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月18日
撮影日:2019年2月20日
木洩れ日のおかげかもしれませんが距離の割にはピントが合ってくれました。今までの”証拠写真”よりは少しはましでしょうか。

今週は少し嬉しい出会いがありました。17日に今季初めての場所で地鳴きと陰を確認できたこと、そして翌日の18日にはまた別のポイントでしかも同時に2羽の鳴き声が聞かれ、その片方はどうにか撮影できたことです。

特に、後者のポイントは昨季のベストポイントであり、何度もアップ気味に撮れる距離で撮影させてくれました。残り時間は少なくなりましたが今からでも出会いに期待したいと思っています。

ルリビタキをさらに知る・見る・楽しむ

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水辺の鳥 白鳥

撮影日:2019年2月20日

あとがき:今週を振り返って

クロジの雌に初めて出会えたのが今週の収穫です。雄とは異なり同定が難しいなとあらためて実感しました。

22日にカワセミ狙いで何度も池の周辺を歩き期待通りにゲットできたことも収穫でした。

その一方で、青い鳥ルリビタキには時たま会えるものの近くで撮影できる機会は無く思うような作品を撮ることができないまま残り時間を意識する時季になりました。

また、「梅と~」を狙っているのですが、白梅や紅梅と組み合わせることができるところにはなかなか止まってくれません。このテーマも季節ものなので時間の猶予がありません。

次週はルリビタキのポイントとミニ梅園の辺りでできるだけ時間を過ごせるようにスケジューリングしようと思います。

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コメント

  1. Y. Kondoh より:

    オシドリの大群は壮観だったでしょうね。上高地で番を見たことがありますが群れで居るのは見たことないですね。
    ミヤマホオジロ、今季はいまだ見られずこの後も可能性はないでしょう。県内に有名な梅園があって、そこへ行けばたぶん居るはずなのですが、日々の探鳥フィールドで会えることが理想なのですがね…。

    梅も終わりそうでこちらが期待しているようにはなりません。次は陽光桜とのコラボを期待します。(^^)

  2. 西倉美紗子 より:

    三寒四温を実感できるこの頃、19日の雨の日(雨水)に予定してたオシドリを観てきました。根雨駅には今年は800羽飛来中との大きな看板が出てました。
    日中はお天気が良いと山の方に飛んで行ってる確率が高いらしく、電車の都合でお昼近くしか行けない我々にとってはラッキーでした。
    ともかく一日がかりで何とか会えてまずまずといった所、雄の羽は本当に綺麗でした。
    最近は先日初見の「ミヤマホオジロ」を大平山でも2回ほど観ることができ、出会えた場所で出会いを待つ様に成りました。
    もう一度会いたいなぁ~

    梅とのコラボを狙ってお忙しい中頑張っていらっしゃる様で・・・・
    楽しくて堪らない日々ですね。