ウォーキングの終点、大池付近まで下りてくるとバーダー歴1年生のO氏がカメラのモニタを私の方に向けてこれは何かと尋ねられました。
エゾビタキーーーーー!!!
過去5年間のデータでは、9月12日~16日の間に確認できていたのですが、今期はウォーキングのたびに確認しているものの存在確認ができていませんでした。
今年は立ち寄らないのかと心配になってきていたところでしたので、うれしい情報でした。皆さんに前もって情報提供させていただいていた甲斐がありました。
それにしても、O氏、数日前にオオルリに遭遇しこのフィールドでは有り得ないほどの好条件で撮影できたことと言い、何か持っています。(^^♪
O氏について行くと珍しい鳥さんに会えるかもしれませんね。
エゾビタキの特徴
全長15cm ほどで雌雄同色。旅鳥として春と秋の渡り期に全国を通過しますが、特に秋に観察機会が多いとされます。実際、この公園でも観察できるのは今のところ秋に限られています(←私のデータ)。
枯れ枝の先端によく止まり、フライングキャッチで捕食します。
「フライングキャッチ」は、野鳥の捕食方法の1つで、飛びながら獲物の虫などを捕らえる飛翔捕食のことですが、個人的な印象ではエゾビタキはこのフライングキャッチが得意なようです。
枯れ枝の先端から弧を描くように跳んで、空中で昆虫類を捕捉し元の枝に戻ります。この一連の動作を繰り返してくれることがあります。野鳥観察の醍醐味の1つでしょうね。
こういう生態的観察もぜひ心掛けてください。バードウォッチングが奥深くなると思います。
エゾビタキの写真
過去の作品ですが、数点参考に載せておきます。