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梅源郷で「梅と野鳥」を撮影するなら七折梅園(愛媛県伊予郡砥部町)

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野鳥、そのなかでも特に小鳥が好きという人なら、「花と野鳥」の組み合わせは是非とも狙いたいテーマでしょう。

「花鳥風月」という言葉の一部を形成するくらい自然界の美しいものとして愛されている「花」と「鳥」を同時に一枚の写真の中で表現したい、と感性豊かなバーダー写真家なら願うはずです。

古の時代、花見と言えば「梅の花」を愛でることでした。

今は桜にとって代わられましたが、それでも梅の白色や赤色あるいはピンク色の花は梅の木の独特の枝振りと相まって日本人の私たちの琴線に触れることでしょう。

「梅と野鳥」は近場なら自宅の庭や市内の公園などで撮影できることも珍しくはないでしょう。

しかし、梅園の規模、野鳥の種類と数ということになると、それなりの”名所”に出かける必要があるでしょう。

今回は、県内いや四国でも有数の梅園として知られる『七折梅園』を紹介したいと思います。

この記事を書いている時点ではすでに梅の盛りは過ぎてしまっていますので、「備忘録」代わりに来年からの撮影ポイント候補として書いておこうと思います。

約1万6千本もの梅が咲き誇る「七折梅園」の概要

「七折梅園」は、「砥部焼」で有名な愛媛県の砥部町七折地区に広がる山間部の梅園です。

元々は観光用の梅園ではなく、1900年初頭から製品加工するための梅を生産する栽培地として端を発したと聞いています。

ちなみに、今も生産されている「七折小梅」は、その品質の高さから「青いダイヤ」と呼ばれ、かなりの高値で取り引きされた時期もあったそうです。

現在でも様々な加工品の販売が精力的に行われていて、「梅祭り」の際などにも購入可能です。

後にこの一帯の梅を観光資源として活用するために、観光用として梅園を新しく造成約2000本の紅白の梅を植えたところから今の「七折梅園」があります。

したがって、新しく設けられた梅園は収穫するためのものでなく、多くの人に梅の花を愛でにきて欲しいと願って造られた「”梅”源郷」なのです。

公式サイトには、

うぐいすの鳴き声が響き渡る山間部の園内では、春になると約30種・16000本もの淡い梅の花が山全体を覆うように彩る。

とあります。

七折梅まつり

平成3年より、梅の開花に合わせて、毎年2月下旬から3月上旬に「七折梅まつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。

期間中は無休です。2017年の入園料は、大人一人300円でした。

梅の開花時期は年によって変わります。また、種類によっても開花時期が異なります。自分の狙いに合わせたタイミングを計る必要があります。

また、個人的な好みかもしれませんが、桜と違って梅の花の場合はいわゆる満開時よりも蕾が目立つ5~6分咲きくらいの方が風情があります。

野鳥との組み合わせでは、白梅よりも紅梅やピンクの花の方が色味があって好みなので、白梅よりも早く咲き始める紅梅の開花状況に注意したいところです。

園内では、小高いところにある展望台のところまで複数の大小の遊歩道が整備されており、自由に散策することができます。

また、場所によってはお気に入りの梅の木の下でお弁当を広げて食べることもできます。(一応、係の人に確認はした方がよいでしょう。)

期間中は、梅茶の接待もあったり、梅加工品の試食・販売も行われます。

なお、入園可能なのは「梅まつり」期間中のみです。

梅園の様子を写真で紹介

以上が数年前の写真です。

今年(2017年)は梅の花そのものはあまり撮影していませんが、何枚か載せておきます。

梅園で見られた野鳥

◎ミヤマホオジロ(♂)

梅と絡めることができなかったので”失敗”ですが、普段探鳥フィールドにしている市街地の公園では、めったにお目にかかれないミヤマホオジロに出会えたのは期待通りでもあり大きな収穫でした。

◎ミヤマホオジロ(♀)

逆光の厳しい条件でした。小規模ながら群れでいました。人慣れする環境にはないですから、とにかく警戒心が強くて撮影は大変です。

◎ホオジロ

◎ジョウビタキ(♀)

里山の冬鳥とも言われるだけあって、散策中に何羽かに出会いました。

「ジョウビタキと梅」を撮影できるチャンスは高いと思います。

これは展望台付近にある川津桜とのコラボです。

◎エナガ

珍しくはありませんが、野鳥会のアイドルはどこで会っても可愛らしいです。まして、ピンクの花とあしらわれると可愛さが倍増します。


敷地が広大なので、そこにいる野鳥の数も多いように思われました。

メジロなどは一度に20~30羽単位で移動するのを何度か目撃しました。

ホオジロやアオジの個体数も鳴き声や飛び交う様子からかなり多いと思われます。

他には、

シジュウカラ、ヤマガラ、ツグミなども観察することができました。

時間をかければ、もっと多くの種類の野鳥に出会えると思います。

七折梅園に関する情報

車のナビ設定や問い合わせ、および基本情報を記しておきます。

◎住所:伊予郡砥部町七折109(松山ICから車で約20分)

◎電話番号:089-962-3064(農事組合法人ななおれ梅組合)

◎営業時間:10:00~16:00(2月下旬~3月上旬)

◎定休日:期間中無休

◎駐車場:約100台収容可能の無料駐車場あり

◎入園料:大人(中学生以上)300円/小人(中学生以下)無料

公式サイト

あとがき

今年(2017年)は、「梅まつり」期間中(平成29年2月20日~3月10日)の3月7日に行ったのですが、全体的に見て梅の花は盛りが過ぎていました。

風が強かったこともあって、梅の花びらが吹雪のように舞っていました。

花びらが散ると、赤い萼が目立ちます。

これは”絵”的には見栄えがよくありません。

特に、「梅と野鳥」というテーマで撮影するなら、どうしても梅の花も大きく写りますからアラも目立ちます。

いつもの探鳥フィールドにある梅の開花状況を見て、七折梅園は山間部にあることを考慮してタイミングを計ったつもりですが結果的には失敗でした。

来年からは、今回の反省点を生かして、もう少し詳細な情報を集めて計画することにしようと思います。

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