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今日の野鳥-給餌のために小魚を捕る飛翔姿の美しいカワセミの写真集

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今日5月11日の「今日の野鳥」は、子育てのために小さな魚を捕っているカワセミが主役です。

カワセミは、羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、「飛ぶ宝石」ともいわれ、その美しさは源氏物語や平家物語においても比喩表現として触れられていることから古の人たちをも魅了したことが窺い知れます。

水面近くを一直線に飛翔するところを目の当たりにするとその姿の美しさに感動さえ覚えます。

今日はそのような飛翔姿も何回か見ることができました。

ちなみに、カワセミを「翡翠」と表しますが、宝石の「翡翠(ひすい)」から来ているように思っていましたが、実は逆でカワセミの美しさにちなんで「ひすい」を「翡翠」と表記するようになったと聞いたことがあります。

2017年5月11日の今日の探鳥ウォーキング

今日は珍しく午後から探鳥ウォーキングに出かけました。4月下旬にも一度午後から出かけたことがあるのですが、その時と同様にフィールド全体が静かで野鳥との出会いはほとんどありませんでした。

前回の経験から、最初から予想されたのでトレーニング重点で往復しできるだけ速歩を心掛けました。

それもあって撮影できたのは、起点近くの池に戻ってきて出会ったカワセミだけという結果になりました。

今日歩いたのは、

歩行距離と歩数および高さは「約5.4km・約7,500歩・上った階数34階」

でした。

今日の主役の野鳥

◎カワセミ(翡翠) ●全長17cm ★留鳥

今日は他の野鳥の撮影機会には恵まれなくてもカワセミには会えるかもしれないと予想というか期待のようなものがありました。

というのも、前回カワセミをたくさん撮影できたのは今日のように午後から出かけた時で、給餌のためにエサを捕るのに積極的に活動する時間帯かもしれないと推測したからです。

独力で餌をとることのできない雛や子どもに対しては親が餌を与える必要があり,これを給餌という。(引用元:世界大百科事典)

生態について詳しいことは知らないので、今の段階では経験則にもならない「カン」のようなものですが。


いつもの観察場所からしばらく見ていましたが現れないので諦めて帰り始めたときに対岸のお気に入りの枝に止まっているのがどうにか確認できました。

遠いながらも撮影しようと思ったときに急に飛び出しました。

飛び立ったと思ったら水の中にダイブ、残念ながら狩りには失敗したようです。

★飛び込み後の飛翔

撮影できたのは、水中から飛び出した後のこのシーンからです。

条件が厳しい時間帯だったのでカメラの感度設定を普段は使わない【ISO 3200】にしましたが、それでもシャッター速度は1/1000秒しかかせげませんでした。これでは飛び出しや飛翔姿を綺麗に撮るのには十分とは言えません。

パラパラ動画

上の4枚をパラパラ漫画風の動画にしてみました。連続した動きをゆっくり確認しながら見るのにはお勧めの方法です。

この後も何回か飛翔姿を見せてくれました。

★飛翔姿

小魚を咥えてなぜか巣があるところから離れます。

背景がボケているだけでなくブレているのはカワセミの動きに合わせて「流し撮り」をしているからです。と言っても、飛ぶ速度が速すぎてなかなか上手くは撮れません。

獲物を咥えたまま巣からかなり離れたところにあるロープに止まりました。

どの鳥にしても羽根を広げた姿は美しいものです。

ロープから巣のある方に移動しています。いったん離れてまた戻ってくる、この行動の理由が分かりません。

この時はシャッター速度が1/640秒に落ちていました。1/1000秒との差は大きいです。

★小魚を捕った直後のシーン

獲物を捕るとお気に入りの枝に止まります。

振りかぶって…

叩きつけます。

魚が静かになったところで、咥え直します。

ここからさらに180度向きを変えて頭が先になるように咥えます。

咥え直している途中です。もう少しで頭が先になります。

頭が先になったら巣の近くの枝に移動しました。かなり遠いので大きくトリミングしています。

用心しているのでしょうか、周囲をかなり気にしていて直ぐには巣に入りません。この後、さらに巣の近くの薄暗いところにある枝に移動し、しばらくしてから巣の中に入りました。

概ね、こういう行動を繰り返します。

ただ、途中、上の写真のようにロープの方に移動する理由が分かりません。いつも、そうすう訳ではないからです。

4月27日撮影のカワセミ情報

小魚の頭が先になるように咥え直すのは、おそらく、ヒナに給餌する際にエラや鱗が喉に引っかからないようにするためではないかと推測しました。

自分が食べるときとは逆方向なので間違いないと思います。

下の記事を参考にしてください。

今日4月27日の「今日の野鳥」は、今季初見の親からエサをもらっているエナガの幼鳥と池に何度もダイブして小魚を捕ろうとするカワセミが主役です。...

上の記事中にある26枚の静止画からパラパラ漫画風の動画にしたものを再掲載しておきます。

カワセミのバードウォッチング情報

北海道では夏鳥とのことですが、他の地域では留鳥として分布しており、平地から山地の魚がいる河川、湖沼、市街地の公園の池などにも生息しています。

かつての”清流の鳥”というイメージがあまりも強く印象づけられていますが、かつては個体数の減少を環境問題と関連付けられたこともありました。

しかし、カワセミ自身がエサとなる小魚の種類の変化に対応して”清流”とは言えないような池や街中の小川にも棲むようになったとも考えられているようです。

体そのものはスズメほどの大きさですが、嘴(くちばし)が顕著に長いのでもう少し大きく見えかもしれませんね。その嘴ですが、雄は上下とも黒いのに対して雌は下嘴が赤いという違いがあります。

「飛ぶ宝石」とか「渓流の宝石」とまで称えられるカワセミの美しさは、腹部のオレンジ色と頭部から背中全面のブルーの羽色のコントラストにあるでしょう。

特に、背から上尾筒にかけて背中の中央部を流れるように覆っているコバルトブルーの美しさは喩えようもありません。

カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見えるのだそうです。

これを構造色といい、虹やシャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理なのでしょう。

カワセミは、水辺の樹や杭などにとまって、”待ち伏せ”型の狩りをすることで知られています。

その際に、止まっている枝などから直接水の中にダイビングをすることもありますが、ホバリングの状態からダイビングすることもあります。

私のフィールドではホバリングはあまり見られません。直接ダイブすることが多いようです。

ちなみに、漢字表記の「翡翠」の「翡」はオスを表し、「翠」はメスを表すそうです。

あとがき

今日はカワセミ以外収穫のない探鳥ウォーキングになってしまいましたが、厳しい条件ながらカワセミの飛翔を「流し撮り」で撮影できたのは今後の撮影の参考になります。

もっとシャッター速度が稼げるときに挑戦できれば成功率も上がるでしょう。

そのためには、出会う機会を増やす必要がありますが、それにはいろいろな時間帯で観察する必要があります。

時間はかかりそうですが、継続的に観察したいと思います。

野鳥の写真館”一期一会”は野鳥の壁紙館の姉妹ブログ

当ブログ「野鳥の写真館”一期一会”」は、2016年8月に開設した「野鳥の壁紙館」の姉妹サイト&ブログの関係です。

興味・関心のある方はアクセスしてみてください。m(._.)m

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コメント

  1. Aoarashi より:

    営巣中はとてもデリケートな時期なので観察&撮影には十分気をつけないといけないようなので勉強中です。Facebookで参加している野鳥のグループでは、漠然としたマナーのようなことは聞かれますが、具体的に質問すると回答がないというような状況です。なので、観察は続けたいので鳥さんにストレスをできるだけ与えないように観察する方法を自分で調べています。

    野鳥の会が打ち出している観察マナーも読みましたが、理由や具体性に欠けるところがあり私にとっては常識の範囲内の情報しかありませんでした。

    昨日、コサメビタキの2つめの巣を見つけてしまいました。訪れた人が必ず通る遊歩道の上にあるのでいろいろな意味で心配です。

    ところで、西倉さんのようにベテランさんの指導を受けながら野鳥観察に親しむと、我々よりも早くより多くの種類の鳥さんに会えると思います。羨ましい環境ですね。

    特徴のある鳴き声は慣れると特定できるようになります。ネットで音源を探して聞いてみるとよいです。サンコウチョウはとても特徴があります。ホトトギスも。先週、トラツグミの鳴き声を聞きました。とても物悲しい鳴き方をします。私たちも最初は鳴き声でなぜ分かるのは不思議でしたが、今は少しは分かるようになりました。鳴き声が分かるようになると、それを頼りに探しやすくなります。先週は、写真には撮れませんでしたが、ミソサザイを初めて見ることができました。

    カワセミのエサの咥え直しのように、写真を撮らないと細かいことが分からないことがあります。写真を撮ったから分かること、さらに連写したから分かること、があります。特に生態的なことは目視では難しい場合が多いかもしれませんね。もっと慣れたら写真を撮るのもよいと思います。コンデジで野鳥写真向きのもあるようですよ。

  2. 西倉美紗子 より:

    この時期、バードカメラマンにとっては巣作りや給餌場面等わくわくのチャンスなんですね。新緑で見つけづらくなり、午前中の単独ウォーキングでは鳴き声は聞こえるものの双眼鏡は役立たずの状態、そのかわり連休中の6日(土)車で30分程の旧鷲羽山スカイライン沿いの石祠神社で友の会催しのウォッチングに参加し、オオルリ、ヤマガラ、ウグイスを確認出来ました。サンコウチョウ(三光鳥)が鳴いてたらしくホィホィホィと聞こえるでしょ・・・と言われるのですが、私にはその鳴き声さえ納得できないままでしたが、サンコウチョウを狙ってた望遠鏡に予期してなかったオオルリが入ったらしく、順番で覗かせてもらいました。ブルーの羽をハッキリ確認出来て感激です。
    近くでキビタキも鳴いてた模様でしたが、その日はヤマガラとウグイスを望遠鏡で確認。他に鳴き声だけはセンダイムシクイ、アオゲラ、キビタキ等々
    ベテランさん達にとってはサンコウチョウが居る事が解ったのが大きな収穫の様でした。
    カワセミの小魚を咥え方向を変える姿、感動ものですね。

    今朝は、たまに会う鳥の写真を撮ってるという親子連れに遭遇・・・・
    話の流れで先日近藤様のブログを紹介してた所、どうやら検索できたらしくとても感動された様子でした。