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おすすめの探鳥フィールド、滝の宮公園(愛媛県新居浜市)

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バードウォッチングに適したフィールドは各地域にあると思いますが、私の住む愛媛県内(特に、東予地方)では、新居浜市にある「滝の宮公園」は公園内を散策する気軽さで野鳥の観察ができるのでとてもお勧めの探鳥地です。

時には山に出かけたり深い森に入ったりするのもよいでしょうが、日常のちょっと空いた時間に気軽に探鳥が楽しめるという点では、特に市内居住者にとって「滝の宮公園」は理想的なフィールドと言えるでしょう。

「日本野鳥の会愛媛」でも下記のように紹介しています。

市街地の西に位置し、池と低い山からなる公園で広く市民に親しまれています。鳥の種類が多く、春から夏にはホトトギスやオオルリが姿を見せます。特に冬季がお勧めで、タカ類が帆翔したり、ヤマシギ、アリスイ等に出会えるかも。

トレーニングもできる探鳥フィールド

山行のための日々のトレーニングとして、市内の丘陵地に広がるこの公園で速歩ウォーキングを実践するようになったのがきっかけで野鳥の撮影もするようになりました。

往路はできるだけトレーニングに重点をおいて、主に復路で、まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスを大切にして、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色や囀りに癒やされながらバードウォッチングと撮影を楽しんでいます。

2つの目的で歩いているので、最近ではこの公園で歩くコースを自分の中では”探鳥ウォーキング・コース”と呼んでいます。

私が基本コースとして選択しているのは、往復で6~8.5km(約8500~12000歩)ほどです。

ちなみに、

最新の研究では、かつて一日10000歩と言われた歩数は8000歩で良いということになっています。

そしてその歩行時間の内、20分は早足で歩くのがポイントだそうです。この20分というのは、一度にでも合計でもどちらでも良いとのことです。

このコースには枝葉があり、時には寄り道したりショートカットすることもありますし、西側の谷に下りることもあります。

このウォーキング・コースは標高差が約100mあります。

この標高差があるからこそ、トレーニングのために利用できるわけです。

滝の宮公園の探鳥コース紹介

1.第1駐車場(公園入口)収容可能台数59台

階段の右横にトイレがあります。階段を上がっていくと大池が広がっています。

普段はスズメがいますが、カラ類の混群がやって来ることがあります。その時はスマホでも撮影できるかもしれません。

2.ハクチョウのいる大池

水鳥に興味がある人は池を一周しながら観察できます。

季節によって、アオサギ、ゴイサギ、カワウ、マガモ、ホシハジロ、オオバンなどが観察できます。

3.大池を左に回る

駐車場から大池周遊コースに上がると、左に向かうのがお勧めです。奥は、カワセミがよく見られるポイントです。さらに奥には、日本庭園があります。

4.日本庭園

日本庭園の手前から第2展望台付近への直登コースもあります。

散策道路をはさんで左には日本庭園、右には簡単な健康遊具が置かれているアスレチック広場があります。

画面右の空間がミニ原っぱになっています。

この空間を囲むように林があります。

暗い林の中を好む野鳥や林の縁を好む野鳥、明るい開かれた所を好む野鳥たちにとってそれぞれ居場所がある空間です。

したがって、運がよいと多種類の野鳥が観察できます。

冬季は、ルリビタキ、ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、モズ、アオジ、ウグイス、エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラなどが見られる可能性があります。

5.カワセミ探鳥ポイント

日本庭園を抜けるとすぐに高い樹木に覆われた薄暗いこの場所があります。ここは、樹木の間からカワセミを探すべき場所です。

6.大池の西側

カワセミがいるポイントを過ぎると明るく開かれたこの場所にきます。ここからの池沿いコースは、水鳥を観察するのに適しています。

左奥に休憩小屋が見えています。

7.休憩小屋付近より

散策道の本筋は池沿いに右に曲がりながら奥に進んでいくコースですが、大池の左側が広々とした空間(花見広場)となっていて、そらにその奥に慰霊塔があり開けた空間が続いています。

8.花見広場

冬季だと、アオジやモズ、ジョウビタキなどが見られます。そして、時折、メジロやエナガに加えてカラ類もやって来ます。

ベンチがありますので、しばらくそこで休憩していると留鳥などには比較的簡単に会えると思います。

9.慰霊塔

中央に見える慰霊塔まで、左側は少し薄暗く、右側は明るく開かれていますので、それぞれの環境を好む小鳥に出会えることがあります。

冬季なら、アオジ、シロハラ、ジョウビタキ、ルリビタキなどが見られます。

慰霊塔の奥も薄暗く、冬季はルリビタキ、夏期はサンコウチョウがいることもあります。ただ、鳴き声はしていても姿を見つけるのは難しいです。

慰霊塔広場と花見広場の北側には散策散策路があります。

この辺りで野鳥に出会うと、人の行き来が多くないので観察はしやすいと思います。

10.散策コースの分岐点

慰霊塔北側の散策路を池に向かって下っていくと、分岐点があります。

左に折れて林の中に入るとすぐに、さらに分岐があります。

11.散策コースと直登コースの分岐点

左上に階段を上がると直登コースになり、第2展望台の手前で散策路に合流します。右に進むと、右下を見下ろしながら歩く細い散策路です。

12.散策コースの様子

今季はここで数回ルリビタキが地面で何かを啄んでいるのを見かけました。

アオジとシロハラにはかなりな頻度で会えます。

遊具広場を見下ろすポイント。

この散策路では、地面で小鳥たちが落ちた樹の実や虫類を啄んでいることが多いのですが、用心して歩かないとすぐに逃げていきます。

付近には、アオジとシロハラはまちがいなくいます。

運が良ければ、混群がやって来て地面で食事をします。

池の北西部を始点とする車道を兼ねた本筋の散策路に合流します。

この辺りは、薄暗い環境を好む野鳥と遭遇できるかもしれません。

13.本筋の散策コースとの合流点

時折、作業車や一般の車が通りますので鳥の観察には注意が必要です。また、本筋の散策路なので行き交う人も多く、グループで散策を楽しむ人たちの話し声で、せっかくの観察&撮影チャンスを逃すこともしばしばです。

皆さんの公園なので、そういうものだと思って心の準備をしておくことが穏やかな気持ちでバードウォッチングを楽しむコツです。

この辺りはウグイスも多く冬でもたまに姿を見られる可能性があります。

また、冬季は、カラ類に加えて、アオジ、シロハラ、ジョウビタキ、ルリビタキも見られることがあります。

14.もみじ谷の様子

お勧めの観察ポイントです。俯瞰的に観察&撮影できる数少ない場所なので、飛翔姿を上から観察できる可能性があります。

羽を広げた姿を仰ぎ見ると”裏側”を見ることになりますが、ここでは見下ろすことになるので、”表側”を観察&撮影できます。

今季の前半はルリビタキを何度も見かけたのですが、後半はすっかり姿を見せなくなりました。不思議な経験でした。

谷側の樹に鳥が止まると目線の高さで観察&撮影できることが多いのも、この場所をおすすめする理由です。

特に、混群がやって来たときはシャッターチャンスがあり過ぎて歓喜の時間となります。

第2駐車場(もみじ谷駐車場)、14台分の駐車スペース。

駐車場の左にはもみじ谷を直登できる階段が設置されています。トレーニングとして、階段を上り下りしたい人にはお勧めです。

もみじ谷の最高地点で階段直登コースが合流します。

15.水源管理施設

ジョウビタキなどがよくこのフェンスに止まっているのを見かけます。

奥に見えている樹木はサザンカです。その辺りにはメジロなどがよく花の時期にやってきます。ウグイスも見られます。また、「ジョウビタキとサザンカ」を撮影できることもあります。

16.分岐点

本筋から右に外れて進むと遍路道に入ります。さらに進むと慈眼寺というお寺の墓地に出ることができます。

階段を上がるコースを選択すると、藤棚のある尾根に出ます。さらに右に進むと休憩小屋から第1展望台&遊具広場へと続いています。

本筋をそのまま進むと尾根筋にある第3駐車場に着きます。25台の収容スペースがあります。

奥にあるのが駐車場です。駐車場の方から藤棚がある尾根筋を歩くこともできます。

17.第1展望台

休憩小屋からさらに奥に進むと遊具広場があり、その奥に展望台があります。

18.藤棚

この藤棚の辺りは観察&撮影ポイントの1つです。その季節のお目当ての小鳥に会える可能性が高いところです。

この付近でオオルリに出会ったことがあります。

19.第3駐車場とトイレ

夏期は、この付近でホトトギスを観察できるかもしれません。

まっすぐ奥に進むと第2展望台方面に行けます。右に進むと、西側の谷に下りる散策路が麓まで続いています。

ちょっと西側を覗いてみましょう。

西側に下りる散策路の始点付近の様子です。この辺りも観察&撮影ポイントで、珍しい小鳥に会えることもあります。

どうやら、尾根の東側から西側へ(あるいはその逆に)移動する際によく通過する場所になっているようです。

20.第2展望台コース

心肺機能を高める目的でトレーニングをする人にはお勧めの上りです。展望台までしっかり速歩で歩くことをお勧めします。

道沿いの樹木に鳥がいることも珍しくはないのですが、トレーニングを優先するなら復路でしっかりと探鳥したいと思います。

左に直登コースの終点があります。花見広場と慰霊塔広場の北側にある分岐からの直登コースを上がってくるとここで本筋に合流します。

21.第2展望台

手前にハゼノキがあり、冬季はメジロやカラ類以外にジョウビタキやルリビタキもやってくることがあります。

展望台から大池を見下ろすことができます。標高差が約100mあります。

22.ゴルフコース沿いの散策路

第2展望台からさらに車道&散策路は続いていて、ゴルフ場のクラブハウスや駐車場に行くことができます。

しかし、通常は車に関しては、ゴルフ場の整備作業車両以外はほとんど通りません。

散策は第2展望台から折り返す人が多いので、その分野鳥の観察&撮影はやりやすくなります。

このフィールドで一番早く咲く桜です。ソメイヨシノに似ていますが種類はよく分かりません。なぜかこの1本だけが毎年3月初旬から中旬になる頃に咲き始めます。

第2展望台から少し奥に行ったところに、花見広場の手前の休憩小屋付近が始点となっている直登コースの終点があります。段の高さがかなりあるので健脚向けです。

第2展望台からの直進が終わると右に大きく曲がっています。この辺りから、ゴルフコースを左に見下ろすように尾根筋にこの道が造られています。

樹間からゴルフコースが見えています。この付近に、たまに猛禽類が止まっていることがあります。

散策路沿いに少し開けたところが何カ所かあります。こういう空間は、他の所よりは何かしらの野鳥に出会えるチャンスが高いようです。

めぼしいところでは、ジョウビタキやルリビタキそしてミヤマホオジロ、昨季はウソやアカウソに出会いました。

この辺りの空間も上記と同様です。

夏期はこの付近でキビタキによく出会いました。冬季は、ウグイスやアオジとシロハラに加えてジョウビタキやルリビタキに出会うこともあります。

樹木のトンネルが終わったところです。ジョウビタキやルリビタキに会える確率が高いところです。夏期はキビタキにもよく出会いました。

樹木のトンネルを抜けた後は明るいコースが続きます。この先で、右に分岐していますが、ゴルフ場の作業車が伐採した樹などを一時的に棄てている場所に通じています。

分岐を反対側から見るとこんな感じです。

ちょっと寄り道をして分岐を進んでみます。

分岐の入り口付近ですが、もうこのあたりから要注意です。不用意に入っていくと目立たないところにいる野鳥が飛び立ってしまいます。

冬季だと、ジョウビタキ、ホオジロ、シロハラ、ウグイス、ルリビタキなどがいる可能性があります。

このような広い空間になっています。ホオジロにはかなり高い確率で会えますが、とても用心深いので近くで撮影するのは難しいでしょう。

草原ではホオジロ以外にウグイスをよく見かけます。他には、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、シロハラ、ツグミ、モズ、ミヤマホオジロなども見られるかもしれません。

元の道に戻ります。

ジョウビタキを高い確率で見かける場所です。

昨季はこの辺りの針葉樹林で、キクイタダキが観察できたのですが今季はこのフィールド全体で出会いはありませんでした。

右に少し広がっているこの空間も観察&撮影のポイントです。何かしらの野鳥に出会える可能性が高いところです。このフィールドでは珍しいマミチャジナイを見かけたこともあります。

この付近のハゼノキや椿にメジロがよくやって来ます。

ジョウビタキやルリビタキも見られる可能性があります。

23.探鳥ウォーキング・コースの折り返し点

ここから先にも行けますが、この先にはクラブハウスがあったり駐車場があったりで、探鳥には不向きなのでここで引き返すのがよいでしょう。

あとがき

今回紹介したコースは、往復で約8km、歩数にして約11,000歩です。

丘陵地に広がる公園なので自然環境は豊かです。

写真で紹介しましたように、林もあれば明るい原っぱもあります。大きく開かれた空間も所々にあります。

それぞれの環境を好む野鳥がいますので、それだけ出会える野鳥の種類も多いのだろうと思います。

留鳥・漂鳥や冬鳥・夏鳥に加えて、渡り期に一時的に立ち寄る野鳥もいるので、さらに種類は増えましょう。

自分のペースで歩いて好きなところで引き返せば決してハードなコースではないので、気軽にバードウォッチングを楽しむには打って付けのフィールドだと思います。

このフィールドで撮影した小鳥たちをデスクトップ上で観賞できるように壁紙しています。

よろしければお立ち寄りください。

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