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水辺で美しい姿を見せる青い宝石 カワセミ(翡翠)|今日の野鳥

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今日の「Bird of the day」は、探鳥フィールドの起点となっている大池で出迎えてくれたカワセミです。

池の水面を一直線に滑空する姿は時折見るものの撮影機会は決して多くはありません。

実際、12月は撮影する機会がまったくありませんでした。

しかし、今日は歩き始めてすぐに美しい飛翔姿が目に飛び込んできました。

しかも、池の端にある木に止まってくれました。

それが往路での撮影機会でしたが、復路でも3時間後に大池に戻ってきた時にまたもや朝とほぼ同じ場所に止まっているのが見えました。

しかもかなりな至近距離です。さらにはなぜか2回数十センチ単位で近づいてきてくれました。

最終的には今までで一番アップのカワセミが撮れたと思います。

復路で最後に撮影したショット(ノートリミング)

飛ぶ宝石 カワセミのミニ写真集

往路で撮影したカワセミ

このアングルからでは、被写体のちょうど真後ろにボケてはいますが枝が見えます。これは写真的にはよろしくないので数枚撮影してから、下の写真のように撮影位置を少し左に移動して撮り直しました。

相手は羽根が付いているのでいつ飛び立つか分かりませんから、とりあえず撮影し最低限のショットを確保します。その後、ベターな写真を求めて工夫を心掛けるのが私の野鳥写真の撮影スタイルです。

水辺に住む青い鳥として知られるカワセミですが、背中から尾羽にかけての鮮やかなコバルトブルーが最大の特徴でしょう。

復路で撮影したカワセミ

場所から判断して、往路で出てきてくれた個体と同じだと思われます。

小魚を狙っているような様子でしたが、結局飛び込むことはありませんでした。

この後、この枝からさらに近くの枝に移ってきてくれました。それが一番上に掲載しているノートリミングのショットです。

カワセミの魅力

カワセミは、羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、「飛ぶ宝石」ともいわれています。

その美しさは源氏物語や平家物語でも比喩表現として言及されていることから分かるように、古の人たちをも魅了したようです。

頭部から背全体の青色と腹部のオレンジ色のコントラストも美しさに拍車をかけていると思われます。

また、行動形態も魅力的で、河川や湖沼の枝や岩、杭などの人工物などに止まって、あるいは水面上でしばしホバリングの後に、水面にダイビングして魚をとる姿も撮影者を魅了して止みません。

水面近くを一直線に飛翔する姿を目にするとその姿の美しさに感動さえ覚えます。

カワセミのバードウォッチング情報

全長17cm、留鳥

北海道では夏鳥だが、他の地域では留鳥としてほぼ全国に分布しており、平地から山地の魚がいる河川、湖沼、市街地の公園の池などにも生息しています。

かつては”清流の鳥”というイメージがあり、個体数の減少を環境問題と関連付けられたこともありました。

しかし、現在において清流とは決して言えないような場所にも生息しているのは、カワセミ自身がえさの小魚の種類の変化に対応して池や街中の小川にも棲むようになったと考えられているようです。

体そのものはスズメほどの大きさですが、嘴(くちばし)が極端に長いのでもう少し大きく見えます。

その嘴ですが、雄は上下とも黒いのに対して雌は下嘴が赤いので雌雄の識別ポイントになります。

嘴の長さに比例するように頭が大きいのも特徴でしょう。

「飛ぶ宝石」とまで称えられるカワセミの美しさは、腹部のオレンジ色とコントラストをなす頭部から背中全面のブルーの羽色にあると言えるでしょう。

その中でも、背から上尾筒にかけて背中の中央部を流れるように覆っているコバルトブルーが最大の魅力です。

カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える「構造色」によるものです。

シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理と考えればイメージしやすいでしょう。

この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれるのはよく分かります。

カワセミは、水辺の樹や杭などにとまって、”待ち伏せ”型の狩りをすることでも知られています。

その際に、止まっている枝などから直接水の中にダイビングをすることもありますが、ホバリングの状態からダイビングすることもあり、撮影の際はその動きに付いていくのが大変です。

★プチ情報

ちなみに、漢字表記の「翡翠」の「翡」はオスを表し、「翠」はメスを表すそうです。

宝石の「翡翠」は、その美しさをカワセミの背にたとえた名称だそうです。

野鳥のことを勉強するまでは逆だと思っていました。

あとがき

実はいつもの探鳥フィールドに棲むカワセミの雌が12月に死んでしまったのを知りました。

原因は分かりませんが、死ぬ1日前の様子とネットで検索した情報から判断すると病気もしくは食物中毒と推察されますが、もちろん専門家ではないので真偽は不明です。

少なくとも外傷は無かったようです。

散策道のアスファルトの上にいるのを歩行者が拾い上げて人目の付かない落ち葉のあるところに置いてやったのですが、翌朝には絶命していました。

そのようなことがあったので、他のカワセミのことが気になっていました。

今日、雄の方を確認できたのでほっとしましたが、死んでしまった雌がパートナーだったとしたら可哀想でなりません。

野鳥観察&撮影を行っていると、自然界の厳しさを否応なく知らされることがあります。それも含めてバードウォッチングなのでしょうね。

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コメント

  1. Aoarashi より:

    バードウォッチングをしていない人でもカワセミには興味を示す人が意外に多いようです。色といい、コントラストといい、その飛翔姿といい、実に魅力的な小鳥さんだと思います。

    カワセミのお気に入りの場所を見つけたならこれから見かける頻度が増えると思います。楽しみですね。(^^)

  2. 西倉美紗子 より:

    新年早々カワセミとの素晴らしい出会いに恵まれ良かったですね。
    実は私も5日の今年最初の溜川公園でのウオッチングで、帰り際にカワセミに出会えました。12月に写真に納めた杭の上に数秒止まってくれて・・・・・
    とうやら好みの場所らしい・・・・今後も期待できそう。(笑)
    今日はこれから、みらい公園での今年初のウオッチングです。
    我家の庭にもメジロが現れる様になり、これからいよいよ冬の野鳥が楽しみです。