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今日の野鳥-若葉の白樺林で求愛飛行と求愛給餌をするコサメビタキ

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今日5月10日の「今日の野鳥」は、恋の季節を迎えた夏鳥のコサメビタキが主役です。

5月1日に偶然見つけたコサメビタキの巣が気になって、できれば巣立ちまで見届けたいと考えています。

4日の時点で見かけ上は巣は完成しているように見えました。それでもたまに巣作りの材料を咥えていることがあるので内装などの細かな作業をやっているのかもしれません。

入れ替わり立ち替わり巣に戻って作業をしていた1日とはずいぶん様子が異なって、今日は巣の中にいるところにはほとんど出くわしませんでした。

それでは何をしているのかというと、白樺林でどうやら求愛飛行求愛給餌に夢中になっているようで、巣から少し離れた白樺林の縁付近でよく姿が見られました。

今日の主役の野鳥は大きな瞳で人気のコサメビタキ

コサメビタキ(小鮫鶲)

◎全長13cm ●夏鳥 ★雌雄同色

コサメビタキに関するバードウォッチング情報や巣作りの様子は下の記事をご覧ください。

最近、山の「探鳥フィールド」として、別子山(愛媛県)の標高約1000mほどのところにある白樺林および隣接する一帯に時折通うようになりました。...

巣の近くでは姿が見られないので林の方に行くと、2羽の小鳥が速い速度で追いかけっこをするように飛び交っています。

急転回、一瞬空中で停止するような仕草、急速落下、急速上昇、実に細かな動きで空中を上下左右自由自在に動き回っています。

どうやら「求愛飛行」を行っているようです。

その間に、急に枝に止まったと思ったら、オスがメスに食べ物を与えています。

これは「求愛給餌」と呼ばれる活動のようです。

★求愛給餌用の食べ物

羽根の付いた昆虫らしきものを咥えています。

★さえずり中

初めてコサメビタキの鳴き声を聞きました。繁殖期でもハッキリとは囀らないそうです。とても小さい声で鳴くので、普通は聞くことができないと思っていましたが、比較的近くだったために、「ツィ、ツィ」とか「チリリ」のような声が聞こえましたが、コサメビタキの鳴き声だと気が付いたのはかなり時間が経過してからでした。

★同じ枝でポーズを変えて、いろいろな姿を見せる

たまに、巣作りの材料らしきものを採ります。

★コサメビタキのツーショット

奥がメス、手前がオス。雌雄同色なので普通は区別できません。

この時は、奥のメスのところに食べ物を咥えてオスがやって来たので、推測として識別できました。

それにしても体型が違いすぎます。(^^)

おそらく、標高約1000mあり、朝早い時間帯であり天気も良くなかったので、卵を産まないと行けないメスは体を冷やさないように、空気を取り込んで体を膨らませて防寒対策をしているのではないでしょうか。冬季に野鳥がよくみせるように「鳥ダルマ」状態です。

オスが飛び立った後の表情。何を思っているのでしょうね?

★白樺の若葉の間から

この位置でないと撮れないギリギリのアングルでした。左右に少しくらい動いただけでは葉被りで見えなかったでしょうし、大きく動いたら警戒されて逃げられたでしょう。

★その他さまざまなシーンのコサメビタキ

ウメノキゴケは巣をカムフラージュするのに使います。

白樺林の中の遊歩道沿いに張られているロープに止まっています。こういう低いところで見かけたのは初めてでした。

口に何か繊維質ものを咥えています。まだ、多少は巣作りが残っているようです。

上のロープから地面に降り立ちました。こういうのも初めて見ました。

「風景の中の野鳥」が理想なので、こういう季節感を感じられるところに止まってくれると嬉しいものです。

左手前の白樺の幹との関係で奥行きが感じられます。

寒いのでしょうか、首のくびれが無くなっています。その表情が面白と思いトリミングしてアップにしました。

突然、ウメノキゴケを剥がし始めました。

雨が降り始めました。ですが、動じません。

目が合ってしまいました。しかし、逃げようとはしなかったので、撮影者である私の存在を許してくれているのでしょうか。

まだ雨は降っています。気にせず時折、求愛飛行を行います。

一瞬、雲の切れ間から陽が差し込みました。

突然の御成りで新緑の隙間からしか狙えませんでした。葉がボケて色被りしています。

★警戒警報発令中

前回も目撃したのですが、コゲラが採食中にコサメビタキの巣に近づくことがあります。コゲラは鳴き声を発しながら採食しているので、コサメビタキはコゲラの動向に注意しています。

上にコサメビタキ、下にコゲラ。

コサメビタキは警告しているように見えました。

この後、厚かましく近づいてくるコゲラに飛びかかり撃退しました。

前回7日は、オスとメスで1羽のコゲラを追っ払っていました。

今日出会った他の野鳥たち

エナガ(柄長)

◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

市内の公園だと普通に会える小鳥ですが、ここに来るとなぜかたまにしか会えません。出現率3割程度。

コガラ(小雀)

◎全長13cm ●留鳥 ★雌雄同色

ベレー帽を被っているように見えるのが特徴です。

コゲラ(小啄木鳥)

◎全長15cm ●留鳥 ★雌雄ほぼ同色

今日はこのコゲラが30分ほど遊歩道の左右にある樹を行ったり来たりして採食していました。

コサメビタキに追い払われたのもこの個体です。

 ヒガラ(日雀)

◎全長11cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

大半が曇り空だったので、白ヌケになってしまいました。下には降りてきてくれませんでした。

一見するとシジュウカラに似ていますが、胸に「ネクタイ」がありません。また、短いながらも冠羽があるのが特徴です。

ホオジロ(頬白)

◎全長17cm ★留鳥・漂鳥 ★雌雄異色

高いところで、「一筆啓上仕り候」と囀ります。

朝露が綺麗だったので、それを背景にしかして撮りました。

ヤマガラ(山雀)

◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

このフィールドで一番よく姿を見せてくれるのはヤマガラです。しかし、写真になるかどうかは別問題です。(^^;)

今日の野鳥ー撮影地情報

この白樺林は、かつて別子銅山が栄えた別子山(愛媛県新居浜市)にあり、住友林業が管理していてフォレスターハウスという施設があります。

新居浜の中心地からでも、ゆっくりドライブを楽しみながら行っても1時間かからないほどで、山道ながら片側一車線で離合に困ることもありません。

標高は約1000mありますので下界とは少し季節の移ろいが遅れます。そこがまた良いところでもあります。

敷地内は勾配はほとんどないので歩いてもトレーニングにはなりません。散策しかできません。

言い換えると、どなたでも遊歩道散策を楽しむことができます。車いすの方でも、中心部分は問題ないと思います。

お勧めの時期は、カタクリの花が咲く4月の中旬からアヤメが見頃となる6月中旬頃でしょう。

カタクリから始まり、桜やツツジそして各種の山野草を楽しみながら散策するには気持ちの良いところです。

ちなみに、桜は複数の種類が植えられているので、カタクリの頃から今頃までの約1ヶ月間楽しめます。

季節の移ろいを感じる今日の写真

池の近くにある八重桜が終わった後、園内のヤマザクラが咲き始め、ちょうど満開になっていました。

★ヤマザクラが満開

★芽吹きの状況:樹の種類によって萌黄から新緑まで見られます。

コサメビタキがどこかに止まっています。分かりますか?(^^)

★園内の何カ所かにシャクナゲが植えられています。

あとがき

今日はコサメビタキは求愛飛行や求愛給餌をゆっくり観察できました。

その一方で、鳴き声は聞こえるもののオオルリとキビタキは姿を現してくれません。繁殖期に入ると行動の形態が変わるのでしょうか。

他に鳴き声で何種類か確認できました。

カケスは、早朝と午後にそれぞれ一回鳴きました。飛翔を期待しましたが姿は現しませんでした。

「フィー、フィー、フィー」ととても物悲しい鳴き声を聞いたのですが、それがトラツグミのものだと分かりました。姿は前々回に見ました。

この場所に野鳥撮影のために来るようになった時から、ミソサザイのものではないかと思っていた鳴き声が、そうだと分かったのは今日の大きな収穫でした。

30分ほどかかって、その姿を確認することができました。図鑑情報では知っていましたが、体の大きさの割にとても大きな声で鳴くことに驚きました。

いつも声だけの主たちをその内に撮影できればと思います。

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