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今日の野鳥-標高1000mの白樺林で囀るオオルリが主役の写真集

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今日4月23日の「今日の野鳥」は、白樺の林でその美しい姿が見られる青い鳥の夏鳥、オオルリが主役です。

この白樺林は東側が開かれているのでとても明るく、また林床が苔むしていて雰囲気があり、季節になるとカタクリの花が咲き誇ります。

遊歩道の右側が白樺林で、縁にはこの時期になるとコブシ、吉野桜、ミツバツツジなどが咲き華やかになります。

オオルリはウグイスおよびコマドリと伴に「日本三鳴鳥」と呼ばれており、その囀りが美しいことが愛鳥家の間ではよく知られています。

ちなみに、それぞれの代表的な鳴き声は、ウグイスはみなさんご存じの「ホーホケキョ」、コマドリは「ヒンカララ」、そしてオオルリは「ピリーリー」ですが、文字に起こしてもその美しさは伝わりませんね。(^^;)

こればかりは実際に聞いていただく必要があります。

このオオルリを中心に、白樺林の野鳥写真集をお届けします。

2017年4月23日、今日の野鳥ー撮影地情報

この白樺林は、かつて別子銅山が栄えた別子山(愛媛県新居浜市)にあり、住友林業が管理していてフォレスターハウスという施設があります。

標高は約1000mありますが、敷地内は勾配はないので歩いてもトレーニングにはなりませんが桜やツツジそして山野草を楽しみながら散策するには気持ちの良いところです。

特にカタクリの花が咲く頃はお勧めです。

いつもの年よりも開花が1週間から10日ほど遅れたカタクリの花が満開に近い頃だと予想し撮影に行ってきました。場所は、かつて別子銅山で栄えた別子山にあるフォレスターハウスという住友林業の施設です。苔の絨毯が優しい遊歩道が整備されている園内のシラ

今日の主役の野鳥

オオルリ(大瑠璃)

◎全長17cm ●夏鳥 ★雌雄異色

オオルリは雌雄異色。「雌雄異色」にも程度がありますが、オオルリは同じ夏鳥のキビタキと同様に「雌雄”完全”異色」です。知識がないと同じ種には見えません。

名前の通りに頭部から体上面が美しい瑠璃色が特徴です。頭の頂は淡い瑠璃色(コバルトブルー)です。

目の周りや頬および喉から胸は黒く、そこから下は白色です。顔の黒さのために、撮影に際しては目の表情を出すのが難しく苦労します。

メスは、キビタキの雌に似ていて地味な印象を受けます。

渡り期は公園でも見られるようですが、それ以降は山地の林に生息し、沢や渓流を見下ろせる見晴らしのよい木の梢で美しく囀ります。

キビタキとは異なり、縄張り宣言するお気に入りの場所がある程度決まっているようなので場所さえ分かれば会える確率は高まります。

囀りが美しいウグイス・コマドリ・オオルリを日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)と呼んでいます。

オオルリの囀りは透明感があって本当に美しいので、ミソサザイなどと同様に、この囀りを耳にすると登山道を歩いていても思わず足を止めて聞き入ってしまうほどです。

★メスはこのような色をしています。

このような表情をされるとたまりません。野鳥の撮影を始めた頃より、小鳥の可愛らしさは猫に通じるものがあると思っているのですが、こんな風にされれると癒やされます。

★オスは美しい瑠璃色をしています。漂鳥のルリビタキよりも色は濃いです。

人がいても現れてくれますが、近づこうとすると逃げられますから、ストレスをかけない間合いが大切です。我慢して遠くから撮影します。

白くボケているのは吉野桜の花です。

時々このように地面に降り立ちます。虫を捕っているようです。

ようやく比較的近くに来てくれました。こちらから近づいたのではなく、オオルリの方からやって来てくれました。たまにこのようなチャンスがあります。

オオルリの配色とデザインがよく分かるようにトリミングしてアップにしてみました。青色と黒色と白色の境目がハッキリしていてコントラストが強いのが特徴です。羽の様子からまだ成鳥にはなっていないことが分かります。

★上の個体が、この後突然不思議な行動を始めました。(下記のページ参照)

野鳥の生態写真-青い色の夏鳥オオルリのペレット吐き出しシーン
今まで複数の野鳥のペレット吐き出しシーンを何度か撮影したことがありますが、ここまで連続的に写したのは初めてだったので、シーンの始まりから終わ...

これはノートリミングです。できるだけ近くで撮りたい気持ちは常にありますが、同時に「風景の中の野鳥」を理想写真としているので、季節感を出すかを重要視しています。

したがって、いかにして背景や前ボケに”季節”をあしらうかを考え、距離を詰めるよりもより良いアングルを求めて左右に移動することの方が多いように思います。

この日は吉野桜や山桜が満開でミツバツツジやアケボノツツジも咲き誇っている状況だったので、最初から「花とオオルリ」を狙っていました。しかし、当然のことながら、こちらの注文通りになることはほとんどありません。ミツバツツジを背景にしたこのショットは数少ないチャンスでした。

新芽が明るく輝いているので季節を感じ取っていただけるでしょう。

★飛び出し&飛翔シーン

ピントも甘く大きくトリミングしての掲載です。駄作ですが羽根を広げた様子が分かるのではないかと思います。

今日出会った他の野鳥たち

カケス(懸巣)

◎全長33cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

★前回は数回現れてくれたカケスですが、今日は1回だけでこのような厳しい条件でした。

キビタキ(黄鶲)

◎全長14cm ●夏鳥 ★雌雄異色

19日には気が付かなかったのでおそらく入山したばかりなのでしょう。

コサメビタキ(小鮫鶲)

◎全長13cm ●夏鳥 ★雌雄同色

サメビタキの類はまったく予想していませんでした。虫をつかまえたようです。

ヒガラ(日雀)

◎全長11cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

短いながらも特徴の冠羽が目立っています。私のフィールドでは山に行かないと会えない野鳥の1種です。

ヤマガラ(山雀)

◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

標高が下界よりも約1000m高いだけあって、今頃「桜と野鳥」を撮影できました。

ソウシチョウ(相思鳥)※特定外来生物

◎全長15cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄ほぼ同色

関東から九州までの広い範囲に生息し、繁殖は標高1000mほどの山地で行い、越冬期は平地に降りるようです。

今季はいつものフィールド、市内の公園で出会いました。

特定外来生物に指定されていますが、ソウシチョウが悪いわけではなく人間に責任があります。ソウシチョウ自身は一生懸命に命をつないでいるだけです。

上下は同じ個体ですが、たぶん、成鳥のオスだろうと思います。

季節の移ろいを感じる今日の写真

備忘録として、この白樺林の季節の変化が分かる写真を参考資料として掲載しておきます。


★カタクリの花

今年は開花が遅れたので、まだ観賞できましたがピークは過ぎていました。

★芽吹き

★満開のミツバツツジと吉野桜

あとがき

白樺林のカタクリはまだ観賞できますが、19日の状態からピークは過ぎていることが予想できたので、今日は野鳥撮影用の機材だけを持って出かけました。ぶらぶらするには軽身の方が楽ですから。

そして、オオルリとの出会いは期待を大きく上回るものでした。

前回の19日は数回の出会いしかありませんでした。(それでもラッキーなのですが。)

今回は数回どころではありません、いったい何回姿を現してくれたことでしょう。

撮影はできなくても、遠くから目視で確認できたのを含めれば30回は超えているように思います。

オオルリのファンにとっては”楽園”のような白樺林かもしれません。

ただし、この状態がいつまで続くかは分かりません。というのも、昨年の8月後半にオオルリの様子を見に行ったことがありますが、その時の出会いは1回だけでした。それも、撮影する暇もなく一瞬で終わりました。

とりあえず、白樺の芽吹きが終わるまではできる限り通って今後のためにも様子を見てみたいと思います。

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