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別子山のカタクリ咲く白樺林でオオルリ(夏鳥)とカケスに出会う

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例年よりも開花が1週間から10日ほど遅れたカタクリの花を見るために、かつて別子銅山で栄えた別子山のフォレスターハウスに出かけ、そこで密かに期待していたオオルリとカケスに出会い撮影することができました。

いつもは市内の公園を野鳥観察&撮影のフィールドにしているのですが、オオルリや山の野鳥に出会いたいと思い昨年からたまに訪れています。

実は、14日にカタクリの開花状況を確認するために訪れたのですが、まさに開花し始めたばかりの状況でした。

カタクリ花の開花状況を確かめるためにかつて別子銅山で栄えた別子山の中七番地区にある住友「フォレスターハウス」に行ってきました。以前はここからさらに「なすび平」の自生地まで山歩きをして見に行っていたのですが、数年前に鹿の食害で自生地は壊滅的な

そして、期待していたオオルリの姿を見かけることも鳴き声を聞くこともなかったのでまだ入山していなかったのではないかと想像しています。

今日は、カタクリの花もオオルリの入山も期待通りでした。

2017年4月19日に別子山で出会った「今日の野鳥」

鳥名順ではなく出会った撮影した順番に紹介していきます。

オオルリ(大瑠璃)

◎全長17cm ●夏鳥 ★雌雄異色

オオルリは雌雄異色。名前の通りに頭部から体上面が美しい瑠璃色が特徴。頭の頂は淡い瑠璃色で、喉から胸は黒い。

メスは、キビタキの雌に似ていて地味。渡り期は公園でも見られるがそれ以降は山地の林に生息し、沢や渓流を見下ろせる見晴らしのよい木の梢でさえずる。

キビタキとは異なり、縄張り宣言するお気に入りの場所がある程度決まっているようだ。

さえずりが美しいウグイス・コマドリ・オオルリを日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)と呼んでいる。

オオルリのさえずりは透明感のあって本当に美しい。このさえずりを耳にすると登山道を歩いていても思わず足を止めて聞き入ってしまう。

詳細はこちらのページをご覧ください。(外部リンク)

オオルリのバードウォッチングに必要な基本知識|オオルリは、古の時代は「るり鳥」といわれて籠の中で楽しまれたそうです。まさ、そのさえずりが美しく、ウグイス・コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。

初めてのトライでオオルリは計3回姿を現してくれました。

1回目は、カケスを撮影中でした。近くの樹から火打ち石を打ち合わせたような音が連続的に聞こえてきました。すぐにはピンとこなくて、何の鳴き声だろうと気になりながらも遠くの地面にいるカケスを撮影するためにその樹の下に差し掛かると急に何かが飛び出し遠くの林の方に飛んでいきました。

「嗚呼、オオルリだ!」と思わず声が出ました。

その時のショットがこれです。750mm相当でこれですから、遠いですね。

トリミングしてアップにしてみます。

2回目の出会いは、1回目の時に最初にいた樹の近くにやってきました。

1回目よりもはるかに近いですが、表情まではなかなか分かりません。

少しトリミングしてみます。表情が分かるようになりました。

少し羽根を広げ気味になっているのは、時々強い風が吹いていたので、たぶんバランスを取っていたのだと思います。

オオルリは顔が黒いので表情を見るのが難しいですね。

最初は地鳴きだけだったのですが、その内に囀りを聞かせてくれるようになりました。

美しい鳴き声です。さすがに、日本三鳴鳥の1種です。

「ピーリリリリィリィ、チリチリッ」とか「ヒーリーリーリーリー」と鳴き、囀りの最後に必ず「ジチッ」とか「ジジッ」という声を出します。

3回目の出会いです。見事に枝被りしています。

確信はないのですが、これがオオルリのメスではないかという気がしています。メスは図鑑でしか知らないので自信はありません。

オオルリの大きな写真(デスクトップ壁紙)は下記の外部リンク先のページをご覧ください。

カケス(懸巣)

◎全長33cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

ドバトくらいの大きさで、カラスの仲間。

九州以北の平地から山地のよく茂った林に生息する。冬には、一部の個体は漂鳥として平地の林に移動することもあるとのことなので夏期には見られない平地でも観察できる可能性がある。

頭頂が白く、額から頭頂にかけて黒い縦斑がある。目の周囲と目先から頬は黒く、虹彩は白いので目立ち顔がきつく見える。

体上面と体下面はブドウ色がかった褐色で、翼には青・黒・白の橫縞がある。特に、鮮やかな青と黒の縞模様がこの鳥の最大の魅了だろう。「ジャージャー」とダミ声の鳴き声とはかけ離れた美しさでインパクトは強い。

ちなみに、カケスは鳴き真似が上手いことでも知られており、他のいろいろな鳥の鳴き声だけでなく猫の鳴き真似をすることもあるとのことで、実に鳴き真似芸達者だ。さらに、鳴き真似の最後には必ず「ジャー」とか「ジャー」というような自分本来の鳴き声をダミ声で発して自分で自分の正体をバラすという愛嬌者でもある。

警戒心がとても強いので近くでじっくり観察するのは難しいが、同じ場所を行ったり来たりする習性があるので、観察ポイントを決めてじっと待っていればそのうちに姿を現してくれるだろう。

同時に、飛び出しや飛翔時は、独特のふわふわとした動きなので他の野鳥よりも撮影しやすいという印象だ。

この場所にカケスがいることは昨年夏に鳴き声を聞いて知っていました。

14日に下見に来た時に番らしい2羽が地面にいるところを見かけたので、撮影できる可能性があると期待がありました。

そして予想通りに、オオルリが出現するポイントとほぼ同じ空間カケスも何度か姿を現してくれました。

最初は地面で採食中でした。

これは2回目です。

警戒心が強いのですぐに少し離れた樹の上に飛んでいきました。この時、飛翔時の動きが他の野鳥と比べるとふわふわとした感じだと気が付きました。

頭頂の縦斑がよく分かります。

3回目の出現です。なかなかに目がきつく迫力のあるお顔です。(^^)

ミツバツツジが咲いていればもう少し”絵”になったのですが…。

飛び上がりました。

ISO 800で、シャッター速度は1/2000秒です。ピントは少々甘いですが、目の付近の被写体ブレはありません。動きが遅いのでこのシャッター速度で止められています。羽根の描写なども考慮するとISOは1600にしておいた方が良かったでしょう。

地面のすぐ上の枝に止まりました。

飛び降りシーンです。

降りた地面からすぐさま飛び上がりました。虫でも捕ったのでしょうか。

コガラ(小雀)

◎全長13cm ●留鳥 ★雌雄同色

九州以北の山地から亜高山帯の林に生息する留鳥。シジュウカラ仲閒のヒガラとは異なり、コガラは冬季もほとんどは雪降る山地に留まる。したがって、市街地の公園の林などでは出会うことができない。

雌雄同色。頭部はつやのない黒いベレー帽をかぶったようで、頬は全体的には白い。喉は、面積的にはヒガラほどではないが黒い。

顔から体下面は白く、体上面は褐色がかった灰色で下にいくほど濃く、白のストライプが目立つ。翼帯がないのも特徴で識別ポイントになる。

山に行かないと会えない小鳥さんです。

盛んに樹皮の裏の虫を捕っていました。

番でしょうか。後から1羽やって来て2羽で採食していました。右のは虫のようなものを咥えています。

コガラの大きな写真(デスクトップ壁紙)は下記の外部リンク先のページをご覧ください。

ホオジロ(頬白)

◎全長17cm ●留鳥 ★雌雄異色

この辺りはホオジロの個体数は多いように感じます。車道でも走行中によく鳴き声を聞いたり姿を見たりします。

「チチチッ」と連続的に聞こえてきたらホオジロでしょう。

ホオジロの大きな写真(デスクトップ壁紙)は下記の外部リンク先のページをご覧ください。

ヤマガラ(山雀)

◎全長14cm ●留鳥・漂鳥 ★雌雄同色

この場所で一番鳴き声が聞こえてくるのがヤマガラです。

こちらの個体は全体的に体色が明らかに薄いという印象を受けました。明らかな幼鳥では色が全体的に薄いのは何度も経験しているのですが、成鳥と変わらないように見える若鳥もまだその痕跡を残しているのでしょうか。

ヤマガラの大きな写真(デスクトップ壁紙)は下記の外部リンク先のページをご覧ください。

ゴジュウカラ(五十雀)

◎全長14cm ●留鳥 ★雌雄同色

シジュウカラ科ではなくゴジュウカラ科の小鳥で、逆さに止まり移動できる器用な鳥として知られている。

雌雄同色。体上面は青灰色で、顔には黒い過眼線がある。体下面は、喉から腹までは白または黄褐色。

頭を下にして、木の幹を上から下に向かって、時に幹の裏側に回り込んだりしながら、小走りに移動する青灰色の小鳥。

逆さのまま垂直に降りることができるのはゴジュウカラが唯一の鳥。

九州以北の低山から山地の主に落葉広葉樹林を好んで生息する。

この鳥も山に行かないと出会えません。

何かを咥えています。

幹をすばしっこく移動するので撮影は大変です。

ゴジュウカラの大きな写真(デスクトップ壁紙)は下記の外部リンク先のページをご覧ください。

あとがき

野鳥の撮影をやっていなかった2年前まではカタクリだけを撮影するためにこの場所に通っていました。

今回初めてカタクリの花と野鳥という二足のわらじを履きましたが、目標のオオルリとカケスの2種を撮影できてラッキーでした。

さらに、やはり市内の公園では会えないコガラやゴジュウカラ、今回は見かけませんでしたがヒガラもいますので、時折山に野鳥の撮影に行くのも新鮮な気持ちになってよいものだと思いました。

下界では終わった桜(吉野桜?)がこれから楽しめますし、アケボノツツジやミツバツツジが咲き始めていますから、かなりな運が必要でしょうがこれらの花と野鳥を組み合わせて撮影できる可能性もあります。

白樺の林はまだ芽吹き前なので明るいことこの上ないです。

林が明るい間は努めて訪れたいと思います。

野鳥の写真館”一期一会”は野鳥の壁紙館の姉妹ブログ

当ブログ「野鳥の写真館”一期一会”」は、2016年8月に開設した「野鳥の壁紙館」の姉妹サイト&ブログの関係です。

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コメント

  1. Aoarashi より:

    少しずつ出会いと知識が増えているようですね。それに比例して野鳥観察が楽しくなっているのではないでしょうか。

    慣れてくると同定も早くなるし種によっては鳴き声だけでも特定できるようになります。

    昨日は、滝の宮公園でオオルリ、キビタキ、そして何とルリビタキのメスに出会いました。キビタキは不思議ではないですが他の2種は驚きでした。

  2. 西倉美紗子 より:

    オオルリにカケス、次々にタイミング良い出会いですね。
    オオルリは先日山で見かけたという情報を得たので、期待が膨らみます。

    昨日のウオッチングでは、初めてシジュウガラを確認出来ました。
    帽子に付けたシジュウガラの木彫りブローチを見せてもらった矢先、「本物がいるよー」と言われ双眼鏡を向けると、柳の木に一羽動いているものを発見!
    ブログの写真で拝見した通りの姿が・・・・ツィーツィーツィーと鳴いていました。
    私にとっては、昨日のハイライト的存在でした。